美容・健康と深く関係するホルモンバランス。美肌のためにも、アンチエイジングのためにも、バストアップにも、ダイエットにも、ホルモンバランスを整えることはとても重要。むしろ、それが乱れているといくらさまざまなケアを頑張っていても、なかなか結果が出にくいものです。
ホルモンバランスを崩す原因となるのは、ストレスや、ブルーライトの浴びすぎになどによる睡眠の質の低下、食生活の乱れ、加齢など、さまざまな要因がありますが、意外と知られていないのが「有機フッ素」の怖さ。有機フッ素は私たちの生活のさまざまなところに使われていて、日々少しずつ知らないうちに体内に摂取してしまっている可能性があります。そしてそれによりホルモンバランスが乱れている危険性も！
今回は、有機フッ素化合物PFCsについて、詳しくご紹介していきます。
有機フッ素化合物PFCsとは？
有機フッ素化合物PFCsとは、主に炭素とフッ素で構成された化合物で、撥水性や耐薬品性に優れているため、さまざまな化粧品や日用品、調理器具のコーティングなどに多く使われています。
代表的なものでいうと、パーフルオロオクタン酸（PFOA）、パーフルオロオクタンスルホン酸（PFOS）などがあげられます。
PFCsによる毒性影響は、実験動物を用いた投与実験により、発ガン性、発達障害等などの影響が報告されています。 有機フッ素化合物PFCsはそれだけでなく、ホルモンバランスを崩してしまうため、PMSや生理痛などの女性特有の症状が悪化したり、便秘、頭痛、めまい、むくみやすいなどの女性を悩ますさまざまなマイナートラブルの原因となります。
有機フッ素化合物PFCsが含まれる身近なもの
有機フッ素化合物PFCsは、近年有害性が明らかになってきたものの、いまだに身近なところに多く使われています。
シャンプーやワックスなどのヘアケア製品や、口紅やグロスなどの化粧品、日焼け止めや虫除けスプレーなどの撥水性を求める製品、ハンバーガーなどが包まれているツルツルとした包装紙、テフロン加工されたフライパンなどが代表的なものです。
これ以外にも有機フッ素化合物PFCsを含む製品はさまざまなものがあり、日常的に触れてしまう可能性も少なくありません。これを体内に取り込んでしまうと、さまざまなホルモンバランスの値を乱すことがわかっています。
有機フッ素化合物PFCsを避けるためには
私たちが日常的に使用している製品の中に、有機フッ素化合物PFCsを含むものはたくさんありますが、急に全てを排除しようとするのはなかなか難しいものです。
過剰に気にしすぎてストレスになってしまっては逆効果なので、把握をしておいて、少しずつできるところから、より良いものを選択していくというのが理想です。
例えば、有機フッ素化合物PFCsの入っている化粧品すべてを避けようと最初から一気に見直すのではなく、体内に直接入り込みやすいリップや口紅から見直すのもよいでしょう。
購入する際には裏の成分表記を確認し、「パーフルオロオクチルトリエトキシラン」「パーフルオロアルキル(C4-14)エトキシジメチコン」「トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ」など、「OOフルオロー」の文字が含まれているものは有機フッ素が含まれている可能性が高いので避けるのがオススメです。
いまだに身近なところで多く使われている「有機フッ素化合物PFCs」。
これらを体内に取り込んでしまうことで、ホルモンバランスを崩し、美容の邪魔をしてしまいます。
美しなるためには、なんでも正しい情報と選択が大事！見直せるところからプラスに変えていきましょう！
