記念日や特別な日に、デートや女子会でも必ず行ってみたい!とっておきの一軒家フレンチレストランとは?

今春より連載がスタートする【美食レポ】では、東京都内を中心に美味美食を巡り、特に気になった“映えグルメ”をお届けしてまいります。

選任レポーターは、女優やモデルとしてご活躍中の樋口柚子さん。
フレンチは人生で2度目という彼女のフレッシュなコメントとともに美食体験をレポートします。

「SOMBREUIL(ソンブルイユ)」の入り口にて

7年連続ミシュランの星に輝いたシェフの本格フランス料理を堪能

第一回目の【美食レポ】は、東京都千代田区にある一軒家フレンチレストラン「SOMBREUIL(ソンブルイユ)」にランチで訪れました。

都心のなかに目を引く風格のある邸宅は、チャペルやガーデンといったウエディング会場が併設され、豪華な内装もレストランウェディングとしても利用されているため、憧れの非日常空間そのもの。

7年連続ミシュラン星付を獲得されてきた、エグゼクティブシェフの若月稔章氏が手がける一流のグランメゾンのコースを堪能できるとあって胸が高鳴ります。
今回は「Menu spécial」をご用意していただきました。

アペリティフとして、スパークリングドリンクで乾杯。

<アミューズ>一口のお愉しみ

格式高い店内で席に通され、最初に出されたのは、一口大のガレットにカニやキャビアが添えられた繊細なアミューズです。

Amuse-bouche
一口のお愉しみ

樋口柚子:食感がパリッとサクサク。すごく美味しいシーフードなポテトサラダみたいな感じでほっこりした味わいです。

丁寧で繊細なアミューズは、これからの料理の期待が一層高まります。

<アントレ>サーモンマリネとミ・キュイのテリーヌ フランボワーズのヴィネグレット

二皿目に登場した前菜は、とっても華やかで迫力がある「サーモンマリネとミ・キュイのテリーヌ フランボワーズのヴィネグレット」です。

Terrine de saumon mariné et mi-cuit, vinaigrette de framboise
サーモンマリネとミ・キュイのテリーヌ
フランボワーズのヴィネグレット

樋口柚子:インゲンは音が聞こえるくらいシャキシャキで、野菜好きの私にとって大好きな味!
オリーブオイルをパウダーにしたものは、口の中ですーっと溶けてなくなります。これは、ぜひみんなと共有したいです。

鮮やかで美しい逸品は、フワンボワーズのソースやオリーブオイルパウダーなど、さまざまな変化を楽しめますね。

<スープ>セルリラーヴのムスリーヌとコンソメジュレ

続いては、シェフのスペシャリテが登場です!
数あるうちのスペシャリテの一つが「セルリラーヴのムスリーヌとコンソメジュレ」。
シャンパンピンクのような輝きにきれいなお花が飾られ、優美で見惚れてしまいます。

Demi-gelée de consommés au mousseline de céleri-rave
セルリラーヴのムスリーヌとコンソメジュレ

樋口柚子:とっても美味しい!かき混ぜるとゼリー状から少しスープっぽく。口に入れた時はゼリー、口の中で解れるとスープになって溢れて、野菜が詰め込まれた甘みやコンソメの塩みで絶妙なバランスです。

正統派フレンチの実力!伝統と革新を融合したメインディッシュ

壮麗な邸宅内で、何度もため息が出るほど洗練された逸品がサーブされてきました。
いよいよメインディッシュです。

<ポワソン>北海道産天然平目のヴァプールと三種野菜

まずは、魚料理で「北海道産天然平目のヴァプールと三種野菜」です。
まるでお花畑のような可憐な色合いで女子心が動かされます。

Turbot vapeur aux trois légumes
北海道産天然平目のヴァプールと三種野菜

樋口柚子:フルーティな見た目できれい。初めて食べる味です。鼻に抜けるような不思議な感じで、酸味があってクリーミーなんです。見た目と想像が違う味にビックリ!

<ソルベ>ピンクグレープフルーツのグラニテ

お口直しは、柑橘系で爽やかな「ピンクグレープフルーツのグラニテ」。

Granité au pamplemousse rosé
お口直し
ピンクグレープフルーツのグラニテ

樋口柚子さん:サッパリしていて、きっと全員好きだと思います。下の方がシャーベットで、上の方がさらに細かい粒子になっています。見た目の淡いピンク色も究極に可愛い!

<ヴィアンド>仔羊のロティ レギュームグラッセ シンプルなジュ

肉料理は、見事なビジュアルの「仔羊のロティ レギュームグラッセ シンプルなジュ」。
豊かな香りが引き立ったジューシーな仔羊のロティには、立派なホワイトアスパラとグリーンアスパラがアートに盛り付けられています。

Selle d’agneau rôti aux légumes glacés, sauce jus simple
仔羊のロティ レギュームグラッセ 
シンプルなジュ

樋口柚子:嬉しい!とっても柔らかくて美味しいお肉をしっかり食べることができて大満足。
香ばしい良い香りが全体的に広がっていて、それにイタリアンパセリのペーストは濃厚な野菜の旨味があって、ボリュームがあるのに食が止まらないです。

ハッピーイースター!記念日やサプライズで感動的なお祝いに

クライマックスは、ついにデザートです。
そして、4月9日は、世界で愛される春の祝日「ハッピーイースター」。
”新たな生命を生み出す”という意味がある卵をモチーフに、ラム肉ローストなどの豪華なイースター料理でお祝いする風習があるそうで、女子会やスペシャルなときに取り入れたいイベントの一つです。
初回の【美食レポ】では、新連載を記念すべく「ハッピーイースター」としてお祝いしました。

<アヴァンデセール>一口のデセール

Avant dessert
一口のデセール

樋口柚子:シャリシャリしてて氷の冷たさだけど苺が100パーセント。サッパリしてると思ったらミルキーな感じがすぐにきて、すごくお洒落で上品。泡だけ食べると大人の味になって、一緒に食べると大人のスイーツに変わります。まるでシャンパンの空気を吸ってるみたいです。

<デセール>マロンのクルスティアン モンブラン 冷たいパウダー

Croustillantes au marron, mont blanc, poudre blanche
マロンのクルスティアン モンブラン 冷たいパウダー

卵のような「マロンのクルスティアン モンブラン 冷たいパウダー」に、「Happy Easter」とフランス語で「Joyeuse Pâque!”」のプレートが添えられ、とても洗練されたアニバーサリーデザートです。

樋口柚子:ボールを思い切って潰すとアイスパウダーとゼリーが入っています。
マロンが濃くて小さなあめの中はラム酒の香りがします。
一口ずつ食べるごとに大人になっていく気がするデザートですね。

イースター記念の花束のリクエストも、ブライダル併設の「ソンブルイユ(SOMBREUIL)」ならすべての演出を安心してお任せできます。
春のお祝いにぴったりの素敵な花束をアレンジメントしていただきました。

<カフェ・ブティフール>小菓子とショコラ/カフェ又は紅茶

最後は、ワゴンスイーツがお目見えです。
カヌレやプラリネやマカロンなど、可愛い焼き菓子が選び放題というおもてなしっぷり。

樋口柚子:ほぼ全種類をセレクトしました。マカロンも可愛くてとっても美味しい。

以上、「ソンブルイユ(SOMBREUIL)」のハッピーイースターを記念したスペシャルなコース料理でした。
(取材時:2022年2月)

伝統的で格式高いフレンチは腰が重くなりがちですが、「ソンブルイユ(SOMBREUIL)」は、ブライダルサロンもあり、とても厳かで豪華なのに“身近な憧れ”があります。

そして、食材を活かして磨き上げられた逸品たちが「絶対行きたい」「何度でも行きたい」と私たちのモチベーションを上げつづけてくれます。

記念日はもちろん、記念すべき日を思い出す場としても、貴重で幸せな時間を過ごせる「ソンブルイユ(SOMBREUIL)」に、またぜひ訪れたいです。

ラグジュアリーな館内と手入れの行き届いたガーデン

450坪の広大な敷地にそびえたつ「ソンブルイユ(SOMBREUIL)」の洋館内は、吹き抜けのエントランスに螺旋階段やロビーラウンジなど、非常にラグジュアリーな雰囲気が漂います。

豪華な1階メインダイニングは、ウェディングの披露宴会場に

ガーデンを眺められる160㎡の1階メインダイニングは、普段はレストランですが、ウェディングでは披露宴会場になります。ほかにも、個室や2階ダイニングがあります。
昼は光が差し込まれて開放的で、夜はガーデンの照明でドラマチックな印象に。

ブライダル気分に浸れるガーデンテラスやチャペルで食後のお散歩

大理石のヴァージンロードがある館内チャペル「エリゼ」のほかに、ガーデンチャペル「パヴィヨン」があります。
美食を堪能後、120坪のガーデンにあるチャペルやテラスを一周しました。

テーマパークや海外にいるかのように自然と美しさが調和されたガーデンは、薔薇や檸檬の園芸が施されています。緑と花に囲まれて四季による情景も醍醐味です。

【美食レポ】#01 まとめ

7年連続ミシュランの星に輝いたシェフの本格フレンチを味わえる「ソンブルイユ(SOMBREUIL)」。
また、都内の中心というロケーションで一軒家を貸し切り、グランメゾンの料理でおもてなしができるウエディングハウスは、とても希少な存在です。
大切なイベントやドレスアップしたときはもちろん、ちょっとした記念日やデートなどにもお薦めです。

<基本情報>ソンブルイユ(SOMBREUIL)

店名ソンブルイユ(SOMBREUIL)
ジャンルフレンチ
住所東京都千代田区富士見1-8-12
電話番号(完全予約制)03-5212-4121
営業時間ランチ 11:30~15:00(L.O. 13:00)
ディナー 17:30~20:00(L.O. 19:00)
*火曜日(祝日の場合は営業)
URLhttps://sombreuil.jp/
ソンブルイユ (SOMBREUIL)

パリの中心からセーヌ川を渡り16区へ
進む石畳が続く街の風景は 何百年という歴史を育み普遍的な時代を彷彿させている
ロンシャン通りを抜けブローニュの森へと誘われる
ふと現れる都会と自然の恩恵が融合する館

https://sombreuil.jp/restaurant.html#6thpage

<エグゼクティブシェフ>若月稔章氏

「ミシュランガイド東京」二つ星を獲得し、以降7年連続で星を獲得されている、エグゼクティブシェフ若月稔章氏。今回の取材中に「敷居が高く感じるフレンチを、もっと若い人に身近に感じてもらえるように」との想いをお伺いしました。
店内スタッフの方々からも創業からの精神や情熱が、おもてなしで溢れたサービスにより伝ります。

エグゼクティブシェフ 若月稔章氏

「ラ・マレ」「トゥールダルジャン」を経て25歳の時に渡仏。
フランスの「エスペランス」(当時3ツ星)や「メゾンブランシュ」「レカミエ」など数々の星付きのレストランで修行を重ね、帰国後「ロオジェ」を経て、麹町「エメ・ヴィベール」のシェフに。
2007年11月創刊「ミシュランガイド東京」にて二ツ星獲得。以降7年連続で星を獲得。
そして更なる高みを目指し、同士と共に新会社を設立。新店舗「ソンブルイユ」開業と共にエグゼクティブシェフに就任。
真の伝統的なフレンチが少ない日本にあって正統派のスタイルを継承している真摯な姿勢は、多くの食通を魅了している。

https://sombreuil.jp/restaurant.html#5thpage

【美食レポ】レポーター:樋口柚子

樋口柚子(ひぐちゆず)

女優、モデル。
1996年6月8日生まれ。
東京都出身。

フジテレビ「TOKYO RAILWAY-東京こじらせ女-」、MBS・TBS ドラマイズム枠「SEDAI WARS」などのドラマのほか、映画にも多数出演。

映画「ハイトエラ」では主演を務め、門真国際映画祭映画部門・主演女優賞にノミネートされた。
CMは、アース製薬「温泡 ONPO こだわりゆず炭酸」に出演中。

現在、テレビ朝日系「あざとくて何が悪いの?」(毎週日曜23:55~0:25)内のドラマに出演中。

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撮影:石阪大輔
ヘアメイク:只友謙也
執筆:BIJIN+編集部