寝る前10分の生活で、1年後には体型に大きな変化が出ているかもしれません。
睡眠前にストレッチするだけで、女性の体にうれしい効果がたくさん。
たった10分でも毎日寝る前にストレッチをすることで、理想の体型に近くことができますよ。
今回は、寝る前のストレッチのメリットや、寝ながら簡単にストレッチできる「うつぶせ寝ストレッチ」についてくわしく解説します。

寝る前にストレッチをするメリット

1)ダイエット効果
ストレッチは、次の日の朝起きてからではなく、疲れが溜まったその日の夜に行うことで、日中凝り固まった筋肉をほぐし、関節可動域をアップさせ、むくみを緩和させることができます。
その日の疲れやむくみ、老廃物をその日中に取り除くことで、より効果的なダイエットにもつながります。
2)リラックス効果
ダイエットにはリラックスして副交感神経を高め、良質な睡眠を確保することがとても重要。
せっかく質の良い食事や生活習慣を気をつけていても、睡眠の質が悪いと体のバランスが崩れ、ストレスなどが原因で痩せにくい体をつくってしまいます。
寝る前にストレッチをすることで、肝臓・副腎・膵臓・腎臓の副交感神経を優位にする働きのある「カルノシン」という成分が放出され、リラックス状態へ導くことができます。
3)筋肉をやわらかく
日々の疲れや運動不足により筋肉が硬直してしまうと、体が太くごつごつとした体型になってきてしまいます。
また、血管が圧迫され酸素や栄養が十分に運搬されず、その副作用で体に痛みが生じる場合も。
毎晩のストレッチを習慣にすることで、体の柔軟性がアップし、血管の圧力が下がり、筋肉のコリを緩和することができます。

寝る前のストレッチのポイント

1)寝る15~30分前に
ストレッチは、寝る前の15~30分前に行うのが理想的。就寝前の15~30分前の時間に副交感神経を優位にすることで、リラックスした状態で気持ちよく眠ることができます。
良質な睡眠のためにも、寝る15~30分前のストレッチを心がけましょう。
2)照明は暗めに
寝室の照明は、間接照明やフットライトなどを使用し、少し暗めの環境をつくりましょう。
心地よいヒーリングミュージックをかけたり、アロマを焚くなど、五感から自律神経を整えるのもおすすめです。
リラックスできる環境を整えることで、より効果的に体を緩ませることができます。
3)ベッドの上で行う
ストレッチは部屋の床などでもできますが、できればベッドの上で行うのがおすすめです。
ベッドの上でストレッチを行うことで、よりリラックス効果を促し、眠気を誘うことができるので、スト
レッチ後にそのまま心地よく眠ることができます。

寝る前にたったの10分!「うつぶせ寝ストレッチ」とは?

寝るまえの習慣にしたい「うつ伏せ寝ストレッチ」は、その名の通りうつ伏せの状態で行うストレッチ。
うつぶせ寝でお腹に圧をかけることで、腸内環境を整えて、ダイエットに有利な体へ整えてくれる効果があります。
日中立った姿勢のままでは、便や水分より軽い腸内ガスは、なかなか肛門まで下がって行かず、腸内の曲がった部分にガスがたまりやすいといわれています。
そのような腸内に溜まったガスをマッサージなどで排出するのはとても難しく、知らず知らずのうちに、ガスが停滞した腸内を維持してしまっている方も多いのです。
うつ伏せストレッチでお腹全体に圧をかけることで、スムーズに大腸に溜まったガスを移動させることができ、体外に排出しやすくなります。
さらに、小腸も刺激することができるので、腸の働きを促進させることができ、便通の改善にも効果的です。
それにより、老廃物を体に溜め込まない巡りの良い痩せ体質を得ることができます。

「うつ伏せ寝ストレッチ」の方法

①うつ伏せの状態で10分横になりリラックス。
おへその下あたりにクッションや枕を挟むと、より腹部へ圧をかけることができます。
②クッションや枕を外して、左右に寝返りを打つようにコロコロ転がる。
体全体で行い、5往復程度繰り返します。
①②の手順で1日1回寝る前に行うだけ。
寝る前に腸内に刺激を与えストレッチを行うことで、
寝ている間に腸が活発に動き、翌朝にすっきりとした体にリセットしてくれます。


美しいボディをつくるために習慣化したい寝る前のストレッチ。
今回は寝る前にまいにち簡単に継続できる「うつ伏せ寝ストレッチ」をご紹介しましたが、もちろん他のストレッチと組み合わせるのもOK。
体をしっかりほぐして良質な睡眠を心がけましょう。