リンゴの美容健康効果とは?

昔から「1日1個のりんごは医者いらず」と言われているほど、 りんごには健康をサポートする栄養成分が豊富に含まれており、美容にも大きな効果をもたらすとされています。 
りんごは切ってしばらく時間が経過すると切り口が茶色に変色しますが、これはりんご由来のポリフェノールが多く含まれていることが理由です。
果肉が酸化しないように、りんごポリフェノールの約60%を占める「プロシアニジン」が果肉を保護することで変色を起こしているのです。

美容効果の高いプロシアニジン

前述した通り、りんごポリフェノールの主成分である「プロシアニジン」がりんごの酸化を守ろうと作用するように、りんごを摂取することで人の体の劣化も遅らせることができます。
「プロシアニジン」はそのほかのポリフェノールに比べても高い抗酸化力があるため、体の中の余計な活性酸素を取り除き、体が酸化するのを防ぐ効果や、シミやくすみを防ぎ、美肌効果を発揮してくれます。
また、「プロシアニジン」には内臓脂肪を減らす働きもあるため、ダイエットの強い味方でもあります。

ダイエット効果の高いプロシアニジン

りんごには、ペクチンという成分が豊富に含まれており、便秘解消や腸内環境改善に効果的です。
ペクチンは便秘のときには、便をやわらかくして排便をうながし、下痢のときは、ペクチンが水分に溶けてゼリー状に固まる働きがあるため、つねに腸内の状態を正常に保とうと働き、腸壁を守る効果があります。
さらに、ペクチンはコレステロール値や血糖値の上昇を抑える効果や、乳酸菌などの腸内の善玉菌を増殖させる効果があるため、ダイエッターにうれしい働きをしてくれます。

加熱するとダイエット効果が倍増?

りんごに含まれる、ダイエット効果や便秘解消効果、腸内環境改善効果が期待できるペクチンですが、加熱することで、このペクチンの抗酸化力が9倍ほどになるという研究結果も明らかになっています。
フレッシュのままのりんごも美味しいですが、焼きりんごにすることで、ダイエット効果をさらに高めることができますよ。

焼きりんごの作り方

1)りんごの芯をスプーンで上からくり抜く。
2) りんごをアルミホイルでしっかりと巻き、オーブントースターで20分加熱。
 粗熱が取れるまで放置したら完成。
 お好みでシナモンなどを振りかけるのもおすすめです。


どこでも手ごろに入手でき、馴染みのあるりんごは、うれしい美容健康効果が盛りだくさん。
美肌に、腸内環境改善に、コレスレロール値や血糖値の減少に、便秘解消に、さまざまな効果が期待できます。
脂肪燃焼効果や抗酸化力の高いりんごは、1日1個食べる習慣をつけたい優秀美人フード。
より高いダイエット効果を得たい方は、加熱して摂取してみましょう。