はじめまして。
BIJIN+公認ライター【トーク美人】連載担当の中川万実です。
私の連載では日常の様々な場面で使える“美人にふさわしい話し方”についてお伝えしていきます。
コロナ渦で自粛生活が続き、何だか暗い気分だなぁなんて方も多いのではないでしょうか。
思考は言葉となり、言葉は思考に影響します。
美しい言葉を口にすることで、ハッピーな気持ちで毎日を過ごせたら嬉しいですよね。
今回は使うだけで美が遠ざかっていく言葉と、逆に美を引き寄せる言葉についてご紹介します。
「でないワード」は美を遠ざける
私が提唱する「でないワード」とは、「~でない」という日本語と、英語で「否定する」を意味する「deny」これらををかけ合わせた否定的な言葉を表す造語です。
例えば
・「いや」「でも」と否定から入るのが癖になっている人
・相手の存在自体を否定するような発言をする人
こんな人は、自ら美に背を向けて猛ダッシュで遠ざかっているも同然です。
こちらが何か話した時に、例え正論であっても「いや、それは違うよ」と否定されるといい気分にはなりませんよね。
しかもそれが何度も続いたらなおさらです。
また、誰かがミスをした時はその失敗だけを指摘するべきです。
失敗にかこつけて「何をさせてもダメだ」とその人の人格を否定することは稚拙ですし、否定したあなたの品位も下げかねません。
「でないワード」を口にすることは相手の気分をネガティブにし、口にするあなた自身の周りからの評価もネガティブなものになってしまうので、気を付けてください。
自分も人も否定しないで!自虐していたらもったいない
他の人に「でないワード」を使わないのと同様に自分自身に対しても使わないようにしましょう。
元AKB48の小嶋陽菜さんは
“コンプレックスを曝け出すと逆にそこにばかり注目が集まるし、自虐しているとそんな風に扱っていい人と思われる。”
と公言し、自虐的な発言を極力しないようにしていると述べていました。
女性は、容姿に関しては、誰しもが少なからずコンプレックスを持っていることと思います。
しかし他人は案外そんなあなたのコンプレックスに気付いていないものです。
わざわざ自分で言及して、コンプレックスに注目を集めてしまっては損ですよね。
また、褒められた時に「私なんて全然です」と謙遜ばかりする人もいますが、謙遜とは自分の良いところを否定する行為です。
せっかくあなたの良さに気付き、それをほめてくれた人の価値観をも否定する行為にもなりかねません。
だれもが、ありがとうという言葉が好きです。
言うことはもちろん、言われることも、大好きです。
ですから、人から褒めてもらった時には「ありがとう」と笑顔で受け入れましょう。
誰もが幸せになれる、コミュニケーションのひとつです。
「でないワード」を美人ワードに置き換える方法
日常でよくある2つのシチュエーションで使いがちな「でないワード」(「~でない」という日本語と、英語で「否定する」を意味する「deny」これらををかけ合わせた否定的な言葉を表す造語)を別の言葉に置き換えてみました。
皆さんも同じような場面に遭遇した時に参考にしてくださいね。
「つまらないものですが」はこう置き換えましょう
人に手土産を渡す時「つまらないものですが」なんて言ってませんか?
こんな時は「○○さんチョコがお好きって言ってましたよね。美味しそうなチョコ見つけたので、よかったら召し上がってください。」と伝えましょう。
その方が相手を想って選んだことが伝わり、好印象に繋がります。
褒められて謙遜しそうになったときこそ「ありがとう」を言う
「その服可愛いね」と褒めてもらった時、「いやいやこんなの安物ですよ」と謙遜のつもりで言う人もいます。
しかし褒めた人によっては「私は見る目がないってこと?」と否定されたと感じる方もいるのです。
こんな時は素直に「ありがとうございます。」と受け入れましょう。
そして「これ似合うか不安だったんですけど、○○さんに褒めてもらえて自信持てました。」と相手のセンスを認める発言をプラスすれば上級者!
コミュニケーションは訓練です。
話し方の癖は自分では意外と気づかないもの。
まずは今日からは自分も他人も否定しないと心に決めて生活しましょう。
そして他人も自分も否定しない美しい言葉を使って、美人にふさわしいハッピーな思考を身に付ていきましょう。
それでは!