近年何かと話題のプラントベース。
海外から来た考え方で、環境や健康に良いとされ、日本でも大注目されています。

実はプラントベースは、美容にもいいものなのです。

本稿では、プラントベースとは何か、美容へのメリットをまとめつつ、身近にできるプラントベースについてご紹介します。
難しいものではなく、すぐに取り入れることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

プラントベースとは?

プラントベースとは、「植物(Plant)」と「由来(Based)」の2つの単語を組み合わせた単語です。

植物由来の原材料を使った食品や食事を「プラントベースフード」と言います。
具体的には野菜や果物、穀物、豆類などの食事を積極的にする考え方です。

肉などの動物性の食べ物を取らないと言うものではなく、あくまで積極的に植物由来のものを選ぶことであり、きっちり決まっているルールはありません。

肉や乳製品などの動物性食品の代表的なものは、家畜の飼育のために温室効果ガスが大量に排出され、それが地球温暖化の原因になるとされています。

そのような地球環境に負担をかけているものの代わりに、プラントベースを選ぶことは、環境に優しい選択であり、SDGsへの貢献になるとされています。

さらに、プラントベースの食事は、体に優しいというのも特徴です。

プラントベースの美容へのメリットとは?

脂質や糖質が多くなりがちな動物性の食事に対して、プラントベースフードは、野菜が中心になることで食物繊維やビタミン、ミネラルなどが豊富な食事になります。

食物繊維は、腸内環境を整えるのに必要であり、ビタミンやミネラルは健康・美肌にもつながります。
消化の際にも体への負担が少なくなるので、腸活にもなりますね。

また、低カロリーであるため、ダイエットにもおすすめです。

もともと和食では野菜や大豆を中心としていたため、プラントベースは、日本人にとっても身近な食事で、体に合っているとも言われています。

身近なプラントベースの取り入れ方

近年は、プラントベースの食事が身近になっています。
代用品や外食でも多くの商品が出ており、気軽に試せるものをご紹介します。

①代用食品

・大豆ミート

今やスーパーでも手に入る「大豆ミート」。
大豆で作られているので、たんぱく質豊富で、お肉よりも低脂質なのでヘルシーです。


料理してしまえば本物のお肉と違わないクオリティのものばかり。
調理方法も特段難しいことはなく、普段のお肉料理と同じように作れます。

もちろん本物のお肉は美味しいですが、食べすぎているなと感じるときなどに、大豆ミートを使って調整してみるのもいいかもしれません。

・飲みもの

牛乳の代わりになるものとして、豆乳やココナッツミルク、アーモンドミルクなどがあります。
豆乳をはじめ、最近多くのスーパーやコンビニなどどこでも手に入るようになっていますね。

特にアーモンドミルクは味のレパートリーも多く、癖も少ないので飲みやすいのが魅力です。
牛乳が体質的にうまく消化できない人にもおすすめです。

②コンビニ

コンビニで手に取ることができるプラントベースフードも多くあります。
代表的なものとして、セブンイレブンが展開している「みらいデリ」をご紹介します。

みらいデリでは、エンドウ豆や大豆を加工してお肉やお魚の代わりにしており、あまり違和感なく食べることができます。

店舗によって品揃えは変わりますが、ツナマヨおにぎりのほか、サンドウィッチやラーメン、ナゲットなどもあり、豊富なラインナップです。

体を労わりたい時のランチにもいいですね。

③外食

プラントベースメニューを用意している飲食店は、時代とともに増えてきている印象です。
今回はお試ししやすいチェーン店をご紹介します。

「モスバーガー」では、動物性食材を使わず、野菜と穀物を主原料に作ったハンバーガーを販売しています。

『グリーンバーガー テリヤキ』はパティは大豆由来、ソースにも卵は使用していないそう。
こだわり派の方も納得のメニューです。

ハンバーガーは「ドトールコーヒーショップ」からも出ています。

大豆ミートの全粒粉サンドは、ピリ辛の豆乳ソースがピリッとアクセントに。
卵や牛乳も使っていないと言うバンズも食べ応え抜群なのだとか。

このようなプラントベースのハンバーガーは、ガッツリ系が食べたいけれど、体を労わりたい方にもいいですね。

プラントベースで地球にも美容にもよい食事を

プラントベースの食事についてご紹介しました。

今話題のプラントベースは、特別な決まりなどはなく、気分や体調にあわせて気軽に取り入れることができる食事です。

環境に配慮できるだけでなく、体への負担を軽減できたり、ヘルシーであったりと、美容にもいいことばかり。
体の状態によって、ぜひ気が向いた時にでも挑戦してみてくださいね。