大人になるにつれ、手土産を選ぶ機会が増えてきます。
ビジネスシーンだけでなく、久々に会う友人への手土産など、選ぶ際に悩んでしまうことも少なくありません。
せっかくなら、相手に「気の利く人だな」と思われたいですよね。
そこで今回は、手土産を選ぶ際に気を付けたいポイントと、選び方をまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてください。
必ず押さえておきたい4つの基本ポイント
まずは、お土産を選ぶ際に、これだけは押さえておきたいというポイントを4つご紹介します。
これさえ気を付ければ、失礼だと思われる可能性は低くなるので、ぜひ参考にしてください。
①常温保存ができるもの
基本的には、お土産は常温保存ができるものを選ぶのが◎
特にビジネスの場では、受け取った後すぐに冷蔵・冷凍保存をしなくてはならないものは、相手に手間をかけてしまうことになります。
また、持ち運ぶ際に、品質が悪くなってしまう可能性も。
お土産の定番である焼き菓子の中には、チョコレートやクリーム系の装飾がされているものもあり、特に真夏は溶けやすいので避けるのが無難です。
一方で、お家にお邪魔するような場合は冷蔵品でも問題ありません。
ですが、冷蔵庫のスペースも考慮して、大きすぎないものにするとベストです。
②ある程度日持ちするもの
その日や次の日に、すぐに食べなくてはならないようなものは、貰った相手を困らせてしまうことも。
配られた後にそれぞれが持ち帰える場合や、リモート勤務で毎日出勤しないこともあるかもしれません。
焼き菓子やおせんべいなど、なるべく賞味期限が長いものだと安心です。
③個包装のもの
職場で配りやすいのが個包装のお菓子。
切り分けが必要なものは、受け取る側に手間をかけてしまいますが、個包装ならその心配がありません。
また、配られた人も好きなタイミングで食べることができますね。
④競合他社の製品ではないか
ビジネスシーンで気にしたいのが、競合他社の商品ではないか、という点です。
調べてみると関連会社やつながりのある企業の商品である場合もあるので、しっかりリサーチして選びましょう。
シーンによって気を付けたいこと3つ
どのタイミングで渡す手土産かによって、気を付けたいポイントは変わります。
3つのシーンについてご紹介します。
①会食時など、出先で渡すときはコンパクトなものを
会食時などの出先で約束があり、受け取った相手が持ち帰らなくてはならない場合は、軽いお土産がおすすめです。
コンパクトなサイズ感、かつ軽くて、相手の荷物にならないようなものを選べるといいですね。
例えば、一口サイズのようかんなどは、日持ちもするしおすすめなのですが、量によってはずっしりとした重さがあるので要注意です。
②会社に訪問する際は多めに用意
お相手の会社に行く際は、個包装かつ量が多いものにするのが◎
規模にもよりますが、会社や部署全体に配れるようなものだと、印象がいいですよ。
また、訪問先の近くで買わないようにしましょう。
急いで買ったと思われて、準備不足である印象を与えてしまい、あまりよくありません。
③お家に行く際はすぐに食べられるもの
お宅にお邪魔する際は、その時にお相手がお茶菓子として出すことができるような、切り分けなどが不要ですぐに食べられるものがおすすめです。
反対に、その方やご家族だけで食べてほしい場合は、冷やした方が美味しいものなど今すぐに食べられるものを避け、後ほど食べてほしい旨を伝えるといいですね。
喜ばれるお土産とは
注意点をご紹介したところで、喜ばれるお土産の選び方のポイント3つをご紹介します。
①季節感のあるもの
季節感のあるお菓子は、限定の特別感もあり、貰って嬉しいものです。
また、定番よりも手土産としてかぶりにくいのもポイントです。
②地域性のあるもの
自社や自分の出身地に関連するものをお渡しすることで、会話も広がりますし、印象に残りやすくなります。
自分が食べたことのあるものや、自信をもっておすすめできるレパートリーをいくつか持っておくといいですね。
③相手が好きそうな見た目のもの
見た目が華やかなものや、動物が好きな方なら動物をかたどったお菓子など、インパクトのあるものも喜ばれます。
相手の「好き」を考えて選ぶと、喜ばれること間違いなしです。
何を贈るか悩んだ時に
悩んだ時は王道のお土産でもいいと思います。
例えば、東京から地方に行く際に『東京バナナ』を持っていくことは定番すぎるかと思われますが、王道のお土産は多くの人に知られており、美味しいと思われているからこそ人気なので、間違いがありません。
反対に、人気のあるものでも、好みがわかれることがあります。
相手の好き嫌いが詳しく知らない場合は、予想をしてもキリがないです。
深く考えすぎず、自分が美味しいと思うもの、その人に贈りたいものを選べばOKです。
手土産は気持ちが大事
気が利くと思われる手土産選びのポイントをご紹介しました。
失礼にならないような注意点も多くありますが、基本は相手のことを想って、受け取る側に喜んでもらえるものを選べるといいですね。
ぜひ手土産を選ぶ時の参考にしてみてください。