ダイエットをしている方や普段トレーニングをしている方は「プロテイン」を摂取している方も多いはず。ですが、一言でプロテインといっても、ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテインなどさまざまな種類があり、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
とくにトレーニングをしているわけではなく、健康や美容、ダイエットのために飲みたいという方は余計に悩んでしまうはず。
そこでおすすめしたいのが今話題の「ピープロテイン」。
ほかのプロテインとの違いや特徴、効果を詳しくご紹介していきます。
ピープロテインとは?
ピープロテインの「ピー(Pea)」とは、日本語で「えんどう豆」の意味。
つまり、ピープロテインはその名の通り、えんどう豆からつくられるプロテインということです。
よく耳にする、大豆から作られたソイプロテインと同様、ピープロテインも植物性プロテインのひとつに当てはまります。
ソイプロテインの方がオーソドックスで、入手しやすいですが、大豆製品のため、大豆アレルギーの方はもちろんNGです。
ピープロテインは大豆ではなくえんどう豆から作られているので、大豆アレルギーの方でも飲むことができます。
そのようなメリットから、数年前からピープロテインが欧米で注目されるようになり、日本でも少しずつ普及してきています。
えんどう豆の栄養素は?
ピープロテインは、おもに黄色えんどう豆から作られています。日本ではまだあまり聞き慣れない食材ですが、北欧、ロシア、インド、中国などの世界各地では普段から食べられているポピュラーな存在。
海外では、ヘルシーで栄養価の高い食材として古くから愛されています。
黄色えんどう豆は良質なタンパク質を豊富に含み、タンパク質の指標であるアミノ酸スコアが優秀。
人間の体内では合成することができず、食べ物から摂取する必要がある必須アミノ酸と呼ばれ「BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)」をすべて含み、筋肉のエネルギー源として働いてくれます。
さらに、脂質や糖質の代謝を促す効果や美肌効果のあるビタミンB群、抗酸化力の高いビタミンE、腸内環境改善やダイエットに欠かせない食物繊維、美肌美髪に効果的な鉄、抗酸化作用があり、美肌や美髪に欠かせない亜鉛、血圧を下げる効果やむくみ解消効果のあるカリウムなどのミネラルや、フィトケミカルの1種でアンチエイジングに効果的なポリフェノール、疲労回復効果の高いアルギニンなどを豊富に含んでいます。
黄色えんどう豆はヘルシーな食材でありながら、大豆に劣らない優れた栄養価を誇る優秀食材です。
また、黄色えんどう豆には、大豆製品で問題視されているような遺伝子組み換え作物が存在しないのも大きなメリット。
大豆よりも脂質や糖質も少なく、品質劣化の原因となる酸化が起きにくいという利点もあります。
ダイエットにもおすすめ
黄色えんどう豆は高食物繊維・高たんぱく質な食材なので腹持ちがよく、満腹感もしっかりと得れるのもダイエッターには嬉しいメリットです。
また、ピープロテインは食品に含まれる糖質の吸収度合いを示すGI値の指数が低いのも大きな特徴。
食後の血糖値の上昇を緩やかに安定させる効果があり、ゆっくりと消化するため、満腹感が持続します。
えんどう豆のたんぱく質を原料とする植物性プロテインである「ピープロテイン」。
アレルギーを気にせず摂取でき、アミノ酸のBCAAやアルギニン、鉄分などのなかなか食材からは摂取することが難しい栄養素をたっぷり含んでいる、美容・健康に効果的なプロテインです。
食物繊維をたっぷり含み腹持ちが良いのでダイエット効果も期待できます。
プロテインの新しい選択肢として、取り入れてみてはいかがでしょうか。