世界三大ミスコンテストのひとつで、唯一日本で開催されている歴史あるビューティペイジェント「ミス・インターナショナル」。日本代表として世界の舞台に立つためにはどのような要素が必要なのか、どのような方が選出されているのか気になりますよね。
そこで今回は、「ミス・インターナショナル」の2020年～2023年の受賞者について、詳しくご紹介していきます。
「ミス・インターナショナル」とは？
ミス・インターナショナルは、世界三大ミスコンテストのひとつで正式名称を「ミス・インターナショナル ビューティ・ページェント」と言います。
特筆すべきは、唯一日本で開催されている「世界3大ビューティペイジェント」ということ。
1960年に米国カリフォルニア州ロングビーチで誕生し、誕生から7年間はアメリカで開催されていましたが、1970年の日本万国博覧会の開催を記念して、日本に開催権が移されました。
以来、国際貢献事業として｢相互理解による世界平和の実現｣と「国際社会における日本の正しい理解」をスローガンに、国際平和を願う世界の70を超える各国の代表が“美と平和の親善大使”として集結し、毎年開催されています。
「ミス・インターナショナル」の優勝者はどんな人？2020年-2023年まで
ミス・インターナショナルでは、2012年に日本代表として選出された吉松育美さんが日本人初のグランプリに輝き、華々しい実績を残していますが、世界大会の舞台に立つためには、まずは、ほかのミスコンと同じく日本大会での優勝を目指す必要があります。
日本代表としての出場権をつかんだ歴代の受賞者はどのような女性達なのか、詳しくチェックしていきましょう。
2023年:米山珠王さん
・東京都出身
・モデル
日本で生まれ育ち、日本の海と文化が大好きだという米山さん。環境保護活動などの経験を生かしながら、美と平和の象徴になれるように、自国の良さを発信したいという想いでコンテストに参加。
はじめはウォーキングとポージングがあまり得意ではなかったそうですが、得意な友達に協力してもらい毎週練習し、英語のスピーチのためのレッスンにも通い、出来る努力をひたすら続けたという米山さん。米山さんは体のバランス、スタイルが非常に良く、女性らしい気品がありつつも世界に通用するオーラを持っているという点が評価され、見事グランプリの栄冠に輝きました。
2022年：松尾綺子さん
・佐賀県出身
・翻訳業
過去にいじめられていた経験があるという松尾さん。いじめを受け、一生消えない傷を得たのを同時に、自分らしさを貫く強さと勇気を得たという彼女のスピーチは聴く人の心を強く掴んだようです。
「私らしさとは博愛精神であり、如何なる状況下でも笑顔を絶やさないこと。生きることは美しい。そう教えてくれた全てに感謝し、世界平和を求めて進取果敢に参ります。」と語る松尾さん。
大会のスローガンのひとつでもある「相互理解と世界平和」を実現するための女性としてのリーダーとしてまさにふさわしい日本代表。さらに、体のバランスが美しく、立ち姿、歩き姿に気品があり、華やかな笑顔が素晴らしいなど多くの点で評価され、見事グランプリに選ばれました。
2021年～2020年：寺内千穂さん
・栃木県出身
・会社員
寺内さんは2020年の日本代表ですが、翌年の2021年はコロナ禍の収束の願いが叶わず、2年連続で世界大会が中止。コロナのため開催されなかった2021年分も併せて2年間の任期を勤めています。
「感謝を感動で返す」ことが目標だと語る寺内さん。スピーチ審査では、大学時代には背が高いことがコンプレックスで摂食障害となったことを告白。「どんな困難な状況でも声を掛け、支えてくれたのは友人や家族。私にくれたひとつひとつの言葉が自信となり、そのおかげで背の高い自分を好きになることができました。今度は私が多くの人を、言葉を通して自信に導けるようなきっかけの女性になれるように頑張りたいです」と胸の内を語っていました。
寺内さんは広告代理店でアシスタント業務をしており日々多忙なために日中に練習時間を設けるのが難しく、毎朝5時に起き、6時半〜8時半はウォーキングの自主練、9時半〜出社し、4時間の睡眠時間という生活を1ヶ月半ほど送っていたようです。ストイックな生活を送り自身を磨きあげてきた努力が実り、見事グランプリに輝きました。
外見的な美しさだけでなく、｢相互理解による世界平和の実現｣と「国際社会への積極的な貢献」を目指す世界中のミスたちが、互いに交流を深めることを目的としているミス・インターナショナル。「ミス・インターナショナル ジャパン」の選考では、着物審査、水着審査、ドレス審査、スピーチ、質疑応答などでさまざまな内面美・外見美をアピールし評価されます。
エントリーを考えている方は、ぜひ歴代グランプリのミス達の個性や特徴をチェックして、参考にしてみてください。
