見た目年齢を大きく左右する肌のシミやシワ。
日頃からスキンケアをしているつもりでも、気がついたらうっかりできてしまっていたなんてことも。
シミやシワは、一度できてしまうとなかなか元の状態に戻すのが大変なもの。
クリニックなどでの治療はコストもかかり、ダウンタイムなどもあるので気軽には受けられないという方も多いですよね。
そこで注目したいのが、シミやシワなどの肌トラブルに効果的な有用成分「バクチオール」。
その効果や特徴、有名なエイジングケア成分である「レチノール」との違いなどを詳しく解説します。

バクチオールとは?

ここ最近日本でも注目を集め、よく耳にする「バクチオール」。
エイジングケア成分として有名なレチノールと同じような美容効果を得られるため、「次世代レチノール」「第2のレチノール」などと呼ばれて比較されることも多い成分です。
バクチオールは、オランダイビユというマメ科の植物から抽出される天然成分で、インド大陸の伝統的医学であるアーユルヴェーダで古くから使用されてきました。
東洋医学として昔から使用されてきた長い歴史のある成分のため、安全性や効果にも信頼のある、期待の成分です。

レチノールとの違いは?


そもそもレチノールとは、ビタミンAと呼ばれる脂溶性ビタミンの一種で、肌のターンオーバーを正常化する効果があります。
それにより、肌のハリや弾力、ツヤや潤いをアップすることができ、シミ改善やシワ予防、肌荒れの改善など、美肌づくりに嬉しい効果を発揮してくれます。

ポイント1)使いやすさ

レチノールはこのような高い美容効果が期待できますが、使用方法を間違えると副作用が出てしまったり、肌質によって合う合わないがあるため、取り扱いが難しいという点が最大のデメリットです。
それに対してバクチオールは、レチノールのようなエイジングケア効果を発揮しながらも、レチノールのような副作用やデメリットを伴わないため、安心して使えるという点が大きな魅力です。

ポイント2)日中にも使用可

レチノールは紫外線・熱・酸素に弱く不安定な成分のため、肌に使用した状態で日焼けすることができません。
そのため朝や日中のスキンケアに使うことが難しいですが、それに対してバクチオールは紫外線・熱・酸素に強く安定しているので、朝昼晩問わずに毎日のスキンケアとして手軽にしようすることができます。

ポイント3)刺激が少ない

レチノールは優れた美容効果がありますが、強力な成分であるが故に副作用も強く、人によっては肌に合わず使用を継続できない場合もあります。
その一方でバクチオールは、レチノールのような刺激や副作用が少ないので、敏感肌の方でも、気軽に使用できるのが大きなメリットです。

バクチオールの効果

バクチオールは、レチノールと同じような美容効果を得ることができると注目されています。
おもな効果としては、
・シワの予防,改善
・シミの予防,改善
・肌荒れ・ニキビ肌改善
・肌のハリ・弾力アップ
などがあげられます。
・シワの予防
バクチオールは、レチノールと同様に、肌のターンオーバーを促進する効果があるため、小じわ改善や肌のたるみ改善などの美肌効果が期待できます。
・シミの予防,改善
バクチオールは、肌の新陳代謝やターンオーバーの活性化を促すため、シミの原因であるメラニンの生成を阻害し、シミなどの色素沈着が起こりにくい肌へ導いてくれます。
メラニン生成の抑制とメラニン排泄の促進という2つの働きを持つため、シミを予防する効果も、すでにできてしまったシミを改善する効果もあります。
・肌荒れ・ニキビ肌改善
バクチオールには優れた抗炎症作用があるため、毛穴の中で起きている炎症やニキビなど、さまざまな肌トラブルを抑制する効果が期待できます。
肌のターンオーバーを促進し、毛穴の詰まりを取り除いていく働きもあるため、毛穴の黒ずみがきになる方にも効果的です。
・肌のハリ・弾力アップ
バクチオールは、角質層に潤いを与えて保湿力、肌のバリア機能を高め、外部からの刺激を受けにくくする働きがあります。
肌の深層部からコラーゲンの生成を促すので、肌にハリや弾力をもたらすという効果もあります。

レチノールとほぼ同様の効果を得られながらも低刺激で副作用の少ないバクチオール。
顔に年齢を感じやすいシミやシワ、くすみや肌荒れなど、気になる悩みにアプローチしてくれます。
バクチオールを使用したスキンケアアイテムを取り入れて、本格的な美肌づくりをはじめてみましょう。