女性の美容の悩みといえば、上位に入ってくるのが「肌のトラブル」、「ダイエット」、「むくみ」など。
美しさを保つためにはどれも解決したい悩みですが、なかなか簡単ではないのが現実。
そんな悩みをサポートしてくれる、実はあまり知られていない食材が、「そら豆」です。
簡単調理ですぐに手軽に食べられる食材で、美容面で嬉しい効果を得ることができると注目されている美人フードのひとつです。
今回は「そら豆」の美容効果について、詳しくご紹介していきます。

「そら豆」の美容効果とは?

1) 美肌

そら豆にはビタミンB2が豊富に含まれているため、美肌づくりにも嬉しい効果が期待できます。
ビタミンB2は、肌が生まれ変わるためのターンオーバーのサイクルを正常に整える働きがあるため、不要な老廃物をためにくく、潤いと弾力のある肌に導いてくれます。ビタミンB2は脂質の代謝にも関与しているため、肌の過剰な皮脂分泌を抑制し、毛穴の開きや角栓の黒ずみ、ニキビの予防にも効果的です。
肌のシミやしわなど、老化現象を起こす原因となる体内の過酸化物質をスムーズに分解する働きもあるため、アンチエイジングにも効果的。さらに、そら豆には亜鉛が多く含まれているため、ニキビなどの肌トラブルの改善にも役立ちます。

2) 美髪

そら豆は、美髪のために欠かせない、豊富なタンパク質とビタミン、ミネラルが含まれています。
タンパク質は「筋肉をつくるために必要」というイメージがある方もいるかもしれませんが、髪の毛や爪などを作る素となる、美しい細胞を支えるための重要な栄養素なのです。
髪の毛はケラチンというアミノ酸が結合したタンパク質で構成されているため、タンパク質が足りないと髪そのものを作ることができません。
美しくしなやかな髪を手に入れるためには、タンパク質はなくてはならない栄養素といえます。
さらに、そのタンパク質をつくるミネラルである「亜鉛」は、美しい髪の毛を作るための大切な存在ですが、体内で生成することができないため、食事やサプリメントなどで、体外から摂取する必要があります。そら豆には、この貴重な亜鉛の栄養素も含まれているため、薄毛や抜け毛を予防して、ハリとコシのある健やかな毛髪を育んでくれます。
また、そら豆は、毛根にある毛母細胞を活性化させる効果が期待できる「ビタミンB2」も豊富に含まれています。
ビタミンB2は毛根の細胞を再生させて、頭皮の過剰な皮脂分泌を防いでくれるため、頭皮環境から改善することができます。白髪の予防にも効果的です。

3) むくみ解消

そら豆には、むくみの予防・改善に効果的な「カリウム」が豊富に含まれています。
カリウムには利尿作用があるため、体内に滞った余計な塩分や水分を、体外にスッキリと排出してくれる効果があります。
足や顔のむくみ解消に効果的です。
そら豆は、アルコールの分解を促す効果もあるため、お酒の飲み過ぎによる二日酔いやむくみの解消にも役立ちます。

4)ダイエットサポート

そら豆は、ダイエットを支えるためのビタミンB1、ビタミンB2が豊富に含まれています。
ビタミンB1は、糖質を燃やしてエネルギーに変えるときに必要なビタミン。
糖質を代謝するためには欠かせない存在なので、炭水化物や糖質が気になるダイエッターの方にはとくに、なくてはならない栄養素です。
ビタミンB2は脂質の代謝に関わるビタミンで、脂肪を効率よく代謝し、体内に蓄積された体脂肪を分解する働きがあります。
さらに、そら豆には食物繊維も豊富に含まれているため、便秘解消や腸内環境改善にも効果的です。
ダイエットの基本は、まずはきれいな腸に導くこと。
便秘などで腸に余計なものがたまりやすい状態の方は、太りやすい体質になってしまっているので、そこから改善することが近道といえるでしょう。

そら豆のおすすめの食べ方

うれしい美容効果が得られる「そら豆」。
揚げて食べるのが好き、という方もいるかもしれませんが、美容やダイエット効果を求めるなら、カロリーもできるだけ抑えたいもの。「ゆでる」or「焼く」食べ方がおすすめです。

茹でそら豆

①そら豆をさやからはずし、豆の皮に切り込みを入れる。
②塩を入れたお湯に入れて2~3分茹でる。
※そら豆の茹で汁にもビタミンB1、B2などの水溶性ビタミンが溶け出しているので、捨てずにスープなどに再利用するのがおすすめです。

焼きそら豆

①そら豆をさやごと、オーブントースターで8分前後焼く。
(さやは焦げてOK)
②お好みで、醤油や塩をつけて食べる。


「ゆでる」or「焼く」の手間のかからない簡単調理で美味しく食べられる「そら豆」。
美肌、美髪、むくみ解消、ダイエットサポート、便秘解消など、女性の美しさを支えるために効果的な美容成分をたっぷり含んでいる、手軽な美人フードです。小腹がすいた時などのおつまみとして食べるのもおすすめですよ。