夏に向けて、スリムで美しい体づくりにも本腰を入れたいところ。
とはいえ、エステやクリニックなどでの施術に頼るのはコストもかかり、忙しくてなかなか通えないという方も多いはず。
できれば、おうちで簡単にできるホームケアで、夏に自信が持てる美ボディをつくりあげたいですよね。

そこで今回は、美しい体をつくるためのツボ押テクニックをご紹介します。

美しい体をつくるためのツボ押し

正式には「経穴(けいけつ)」と呼ばれるツボ。
体には、さまざまなツボがあり、ツボを刺激することで体調やメンタルに働きかけることができます。
中国では古くから美容や治療のために使われてきましたが、今ではWHO(世界保健機関)にも、医学的有効性が認められている治療法のひとつです。

ツボとは、体のエネルギーの通り道である経絡の中継地点でエネルギーが集中して集まる場所で、全身に約360箇所も存在しています。
痩せるツボ、自律神経を整えるツボ、食欲を抑えるツボ、バストアップやむくみ解消、小顔や快眠など、ツボの効果はさまざまです。

今回はダイエットに効果的なツボをピックアップしてご紹介します。

ダイエットに効果的なツボ

  1. 下半身太りに効く「湧泉(ゆうせん)」

まず最初にチェックしたいのが、下半身の冷えを解消してくれる「湧泉」というツボ。
下半身の冷えはダイエットにも悪影響。
下半身が冷えていると、体全体のめぐりが悪くなり、脂肪や老廃物を溜め込みやすい太り体質になってしまいます。

さらに、婦人科系の機能にも良くない影響を及ぼしてしまうので、生理痛が悪化したり、妊活をさまたげたりしてしまうリスクも。
下半身の冷えを解消して、健康なやせ体質を整えましょう。

「湧泉」のツボの場所・押し方

足の裏の中央よりやや上にある、足の指をギュッと曲げた時にくぼむ場所が「湧泉」のツボです。

①両手の親指を重ねて「湧泉」をゆっくりプッシュ

②5秒間ゆっくり押し、5秒かけてゆっくりと力を抜きます。

このとき、痛気持ち良いくらいの圧で、深呼吸をしながら行うのがポイント。

  • ②を5回ほど繰り返しましょう。
  • むくみを解消する「足三里(あしさんり)」

つぎにチェックしたいのが、むくみ解消に効果的な「足三里」というツボ。
むくみはその日のうちに解消するのがダイエットの近道です。
その日のむくみを放置してしまうと、老廃物が溜まったままの太りやすい体質になり、どんどん悪循環を引き起こしてしまいます。

「足三里」のツボは、内臓の動きを活発にして体の中に溜まった老廃物の排出を促してくれる効果があります。
足のむくみを感じた日は、その日のうちに、「足三里」をプッシュして流れをよくしましょう。
むくみと一緒に、溜まった疲れを和らげて免疫力もアップしてくれますよ。

「足三里」のツボの場所・押し方

ひざ下の外側のあるくぼみに人さし指をおき、指幅4本を揃えた時に小指があたる位置が足三里」のツボです。

①ふくらはぎを包み込むようにして、両手の親指を重ねて「足三里」をゆっくりプッシュ

②5秒間ゆっくり押し、5秒かけてゆっくりと力を抜きます。

痛気持ち良いくらいの圧で、深呼吸をしながら行いましょう。

  • ②を5回ほど繰り返します。

食欲を抑える「飢点(きてん)」

最後に覚えておきたいのが、食欲抑制効果のあるツボ「飢点」。 
ダイエットをしたいのに食欲が抑えられない、寝る前にお腹がすいてしまったなど、食欲をコントロールできない時に、「飢点」のツボをプッシュしてみましょう。

「飢点」のツボの場所・押し方

ちょうど耳の穴の前にある、小さな軟骨の突起の付け根中心にあるのが「飢点」のツボです。

①中指で「飢点」を5秒間ゆっくりプッシュし、5秒かけてゆっくりと力を抜きます。

  • 息を止めずに、左右同時に10回ほど押しながら揉んでいきましょう。

お腹が空いた時や、食事前の20~30分ほど前に押すことで、いつもの食事量を抑制することができますよ。

美しいボディをつくるために知っておきたい3つのツボをご紹介しました。ツボは位置さえ覚えてしまえば、いつでもどこでも簡単にケアすることができます。
ベットの前で寝る前に、テレビを見ながら、など、ながら美容にもぴったりで時間もかからないので、忙しい方も面倒くさがりやさんにもぴったりのメンテナンスです。
ダイエットに効果的なツボ押しをマスターして、美しいヘルシーボディを手に入れましょう。