冬場は寒くて外に出るのも億劫になり、おうちでまったりのんびり過ごすことが増える方も多いはず。
おうちでゴロゴロしながらおいしいご飯やお菓子を食べて、とついつい怠けた生活をしがちな年末年始。
うっかり気を抜いているうちに、気が付いたときにはあっという間に太ってしまっていたなんてことも。
そんな恐れがある方は、おうちにいても太りにくい体を手に入れられる美腸フードを食べるように心がけて見ましょう。
今回ご紹介するのは、ダイエッターや美容家にも人気の「ザワークラウト」。
乳酸キャベツと呼ばれる「ザワークラウト」のダイエット効果や、おすすめのレシピなど、詳しく解説していきます。

「ザワークラウト」がダイエットに効果的?

・デトックス効果
「ザワークラウト」は乳酸キャベツとも呼ばれる、ドイツ料理のなかでも有名なキャベツの漬物です。
日本のぬか漬けや、韓国のキムチなど、発酵食品である漬物は腸内環境を整えてくれる効果がありますが、ザワークラウトはさらに、体を整える効果をもつバクテリアや、酵素、フィトケミカル、アミノ酸、抗酸化物質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。
そのため、優れた栄養素を摂取しながら、身体に不必要なものをデトックスすることが可能です。
また、デットクス効果だけでなく、活性酸素の除去にも効果的。
身体にとって良い働きをしてくれるバクテリアが、消化吸収のプロセスの再活性化までしてくれる、まさに美腸フードといえるすぐれものです。

・植物性乳酸菌で腸をきれいに
ザワークラウトは乳酸キャベツとも言われ、その名の通り、キャベツを発酵させることにより植物性乳酸菌が摂取できることが大きな特徴です。
キャベツの食物繊維とこの植物性乳酸菌の働きにより、整腸作用が高まり、腸をきれいに整えてくれます。植物性乳酸菌は動物性乳酸菌に比べて生きたまま腸に届きやすく、日本人の腸内環境に適しているとも言われています。
植物性乳酸菌は熱に弱いため、あたためて食べるメニューの場合、菌が死滅し効果が十分に得られません。そのまま漬物として食べられるザワークラウトは、理想的な状態で植物性乳酸菌を摂取することができます。

ダイエットだけでなく美容健康効果も

キャベツには女性に嬉しい栄養素も豊富に含まれているため、ザワークラウトを食べることでダイエットしながら美容健康効果も得ることができます。

・ビタミンC
美容の代表的な栄養素であるビタミンCもキャベツには豊富に含まれています。シミやソバカスを防いだり、コラーゲンの生成を助ける効果があるため、美肌づくりには欠かせない栄養素です。

・ビタミンK
骨を丈夫にする働きがあるビタミンKは、骨粗しょう症の予防にもなります。
ダイエットによる過度な食事制限などは骨粗しょう症のリスクにも。
美しく痩せながら、骨を丈夫にしてくれるので、健康的にスリムな美ボディを目指すことができます。

・ビタミンU
キャベジンとも呼ばれるビタミンU。アミノ酸の一種で、胃腸の粘膜組織を強くする働きがあります。
さらに蓄積された余計な脂肪を減らす効果もあるため、胃腸や肝臓を守りながら、ダイエット効果をさらに促すことができます。

・カリウム
ダイエットの効率をより高めてくれるカリウム。
筋肉のエネルギー代謝を助ける効果があります。

・カルシウム

骨や歯を丈夫にする働きのあるカルシウム。
ダイエットをしていても、健やかな骨と歯を守りましょう。

「ザワークラウト」のダイエット効果を倍増させるコツ

「ザワークラウト」は、自宅で簡単につくることができますが、その際にお酢の代わりにヨーグルトの上澄み液(ホエイ)と塩を使用してつくることで、効果をさらに倍増することができます。

ザワークラウトのおすすめレシピ

(材料)
・キャベツ 1玉
・自然塩 小さじ3(お好みで)
・ヨーグルトの上澄み液(ホエイ) 1/4カップ
(手順)
・キャベツをみじん切りにする
・塩を振って、キャベツがしんなりするまで10分ほど手で揉み込む。
・ヨーグルトの上澄み液(ホエイ)を入れる。
・タッパーなどの容器に入れ、水分に隠れるまでキャベツを入れる。
・常温で5日前後置いてからが食べごろ。発酵が進み酸味が出てきたら冷蔵庫にうつし、約1ヶ月以内に食べきります。

身近な食材で自宅で簡単につくることができる「ザワークラウト」。
まとめて多めに作れば1ヶ月ほどの長期保存もできるので、腸活に良い常備フードとしてつねに冷蔵庫にストックしておくことができます。
ダイエット効果だけでなく、美容や健康にも効果的なザワークラウト。
コストも手間もかからず簡単に調理できるので、ぜひいつもの食生活に取り入れてみてください。