年齢を感じさせる目の下のクマ。
クマが濃い方はファンデーションやコンシーラーを使っても隠し切れない場合もあり、悩んでいる方も多いのではいないでしょうか。
クマはできてしまったものを隠したり改善したりするのはそう簡単なことではないので、まずはクマができないように、現状を悪化させないようにすることが大切です。
そこで今回は、クマを悪化させないためにいますぐやめるべき習慣とオススメのケアをご紹介します。

クマを悪化させないために今すぐやめるべき習慣

クマにはさまざまな種類があり、クマができる原因も、睡眠不足や疲労、ストレス、色素沈着や、加齢によるたるみなど、さまざまですが、共通して血行不良の人はクマができやすい傾向にあります。
原因や対処法はクマのタイプにより異なりますが、クマを悪化させないために避けるべき仕草や行動はどんなクマタイプの方にも共通して言えることなので、まずはクマをつくらない・悪化させないための項目をチェックしてみましょう。
以下のような仕草や行動は、目の下のクマをつくってしまう原因となるので気をつけましょう。

⑴目に摩擦を与える行動

目をごしごし擦る・掻く、目に摩擦のかかる強いマッサージを行う、アイメイクを擦ってとる、目元のクレンジングをぐりぐり強く行う、目元のスキンケアやアイシャドウを人差指で強くつける、などの行為は、目に摩擦を与え色素新着によるクマをつくる原因となります。
クマだけでなく、シワやたるみを引きおこす原因となるのでやめましょう。

(2) 目の下のシワやたるみをまねく行動

目の下の保湿が足りていない、乾燥したまま放置する、アイメイクのクレンジングを時間をかけて念入りに行う、合わないコンタクトレンズを使用し続ける、などの行為は目の下のシワやたるみをまねく原因となります。
目の下は乾燥することでシワができやすくなり、それが濃いシワとして刻まれたり、たるみを引き起こしクマになってしまいます。また、アイメイクのクレンジングを長時間行うと、肌に必要な潤いを失ってしまい乾燥状態に。
そのようなクレンジングのしすぎによりクマに悪影響を及ぼしていることも多くあります。
また、目に合わないコンタクトレンズを無理やりつけていると、まばたきの回数が増えて、目元の乾燥を引き起こし、シワやたるみの原因、クマを悪化させる原因となります。

(3)目の疲れを放置する

疲れ目による目の下のクマを放置したり、日々スマホやPCの画面を見ている時間が長いという方は、目の疲れがつねに取り切れず溜まっている状態に。目に疲れや血行不良を放置してしまうと、目元の肌に栄養が行き届かず、ハリがなくなるため、シワやたるみを引き起こし、見た目にも年齢を感じる疲れ目になってしまいます。
それによりクマとして定着してしまうため、悪化する前に軽度の疲れの時点で都度ケアしていくことが大切です。

クマの種類

クマの種類には、大きく青グマ・茶グマ・黒グマなどの種類があり、特徴や対処法もそれぞれ少しずつ異なります。
まずは、それぞれの特徴を把握して、自分のクマがどのタイプか知っておきましょう。

青グマ

クマの下の血管が青く透けて見えていて、指でクマの部分を横に引っぱると薄くなるという方は、青グマの可能性が高いです。
睡眠不足や疲労、ストレスなどにより、目の周りの血流が滞ることで青クマを引き起こしています。

茶グマ

茶色いクマができていて、指でクマの部分をやさしく横に引っぱっても、クマが消えない、薄くならない、という場合は、茶グマの可能性が高いです。
茶グマは、先天性の場合や、幼少期からの生活習慣によるもの、アトピー性皮膚炎や花粉症などの疾患や、アイメイクを落とす時などに目の周りを強く擦る機会が多く過ごしてきた場合、摩擦による色素沈着を起こして引き起こしています。

黒グマ

色だけでなくクマ部分に凹凸やたるみがある場合。
凹んでいるクマ部分を上に持ちあげるとクマが薄くなる場合や、寝ている状態で上から鏡で見るとあまり気にならないという場合は、黒グマの可能性が高いです。
黒グマは加齢によるたるみが原因で、ゴルゴラインによって生じる影。
加齢が原因のため、セルフケアでは消すのが難しく、クリニックでは眼窩脂肪を取り除く“脱脂”を行うケースが多いです。

クマを改善するためのおすすめケア

クマの種類によって、原因や特徴は異なりますが、共通してクマの改善・予防におすすめのケアをご紹介します。目元のクレンジング方法がわからない方、目元が乾燥しがちな方、疲れ目が気になる方はとくにクマができやすいので、チェックしてみましょう。

(1)目元専用クレンジングでやさしくオフ

アイメイクの落とし方は、クマの発生にとても大きく影響します。とくにしっかりと濃いめのアイメイクをしている方は、顔全体のクレンジングを行う前に目元専用のクレンジングでアイメイクをピンポイントで落とすのがおすすめ。
アイメイク用のポイントメイク落としをコットンにたっぷりと含ませて、摩擦が起きないように目元をやさしくメイクオフしましょう。このとき、決して擦るのではなくコットンにメイクを含ませて拭き取るようなイメージでオフします。

(2)目の下はたっぷりと保湿

顔全体の保湿だけでなく、目の下はさらにたっぷりと保湿し、乾燥させないように心がけましょう。
肌全体に化粧水をなじませたら、化粧水をコットンにたっぷりとふくませて、目の下に貼り付けるコットンパックがおすすめです。
30秒ほどパックして、しっかりと保水してから、美容液、乳液、クリームなどをやさしく重ねましょう。

(3)ツボ押しで目元の血行促進を

目の疲れを放置しておくとクマが悪化するため、目のまわりのツボを押して血行を促進しましょう。
このときも力を入れすぎす、中指や薬指くらいでやさしくゆっくりと刺激するのがポイントです。
眼輪筋まわりを中心に、眉頭の下のくぼみ、眉骨の下のくぼみ、目の下のくぼみを3秒ずつギューっと
プッシュして刺激しましょう。


年齢を感じさせる目の下のクマ。
クリニックで治療を行う方も増えてきている、顔の悩みの中でも上位に入る症状です。
スマホやPCが手放せない現代の生活では、ケアをしなければほとんどの方がクマができやすい状況にあります。
クマをできやすくしてしまうNG習慣と、クマを改善予防するためのおすすめケアを把握して、できるところから実践してみましょう。