秋といえば、「食欲の秋」。
美味しいものがたくさん、旬の味覚を楽しみたい時期です。
そうなると、ダイエットとは無縁の、むしろ太りやすい時期のような気がしますが、その一方で、「スポーツの秋」ともいわれる季節。
実は、秋は運動をするのに適しているため、ダイエットにもぴったりの季節です。
夏のように暑すぎず冬のように寒すぎずの気温なので快適に運動をすることができます。
また、これから冬に向けて気温が下がっていく準備として、体が体温を下げないように自ら熱を生み出し、基礎代謝がアップする時期でもあるので、一年を通してもダイエットにもピッタリなタイミングといえます。
とはいえ、基礎代謝が高まるからといって油断は禁物。
いくら基礎代謝が高まる季節とはいえ、人間の身体は冬の寒さに備えてエネルギーを蓄えようとして、食欲も増進します。
そのため、もちろん何もせずに過ごしていると太りやすくなってしまうのです。
基礎代謝がアップするせっかくの時期を有効に過ごせるように、運動を取り入れてダイエットに効果的な過ごし方をするのが大切です。
今回は、「食欲の秋」「スポーツの秋」を味方につける、ダイエットに効果的なポイントをご紹介します。

痩せやすい体を作るには「朝食をとる」ことが大事

痩せやすい体を作るには、朝からしっかりと体のスイッチを入れて、代謝をあげることが重要です。
そのためには、「朝食をとる」ということが大切なポイント。
ダイエットをしているから、秋は基礎代謝があがるから、という理由で朝食を抜いてしまう方もいるかもしれませんが、痩せたいのであれば、朝食は必ず欠かさずにとるようにしましょう。
朝食を食べることで自律神経のスイッチを入れて朝から体の体温を上げることができます。
それにより、脳や体を動かすエネルギーが生まれ、体が活動的になり基礎代謝が上がり、脂肪が燃えやすい状態へセットされます。
よかれと思って朝食を抜いてしまうと、自律神経のスイッチが入らずエネルギー代謝があがらないため、かえって痩せにくい体になってしまいます。
さらに、朝食を抜いてしまうと、その分ランチタイムにおなかが空いてしまい、一気に食べすぎてしまったり、一回の食事量が増えてしまう恐れもあります。
そうなると、食後の血糖値を急激に上昇させてしまい、ダイエットには逆効果。
朝食を抜くのではなく、しっかりと良質な朝食を食べるように心がけましょう。

基礎代謝を上げる有酸素運動がおすすめ

秋は、外での運動も無理なく楽しめる季節。
基礎代謝があがりやすくなっている身体をさらに痩せやすくするためには、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動がおすすめです。
「運動」という時間をとるのが億劫な方や、なかなかライフスタイルに組み込む時間がない方は、普段の通勤や通学などの移動時間を工夫するだけでも違うはず。
まずは、一駅分歩いてみる、いつもエスカレーターやエレベーターに乗るところを階段を使うなど、日常生活の中で運動量を増やすことから始めてみるのも良いでしょう。
せっかく基礎代謝が上がり体が熱を生む秋の季節を有効活用して、さらにダイエットを加速させましょう。

秋の食材を食べる

「ダイエットには、旬の食べ物を摂取するのが効果的」というのを聞いたことがある方もいるかもしれません。
「食欲の秋」と言われるほど、美味しい食材に恵まれている秋ですが、旬の食べ物には意味があり、特に、秋の食材は食物繊維が豊富です。

カボチャ、サツマイモ、ゴボウなどの根菜類や、秋に食べたくなるキノコ類は、食物繊維が豊富でダイエットにもぴったりの食材。
食物繊維を摂取することで、糖の吸収を穏やかにし、食後の血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。
また、食物繊維は腸内に長くとどまるので腹持ちも良く満腹感を得られるため、食べ過ぎの防止にもなります。


秋の代名詞でも旬のサンマも、ダイエットにおすすめ。
サンマのような青魚には、DHAが含まれているので、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。
さらに、血液をサラサラにする働きがあるとされているEPAも豊富で、ダイエッターには嬉しい効果をもたらしてくれます。

食べ過ぎはもちろん太ってしまいますが、「食欲の秋」を上手に活かして、旬の食材をバランスよく摂取してみましょう。

「食欲の秋」「スポーツの秋」であるこの季節。
基礎代謝をアップさせながら、旬の食材を美味しく健康的に摂取して、美しい身体を手に入れましょう。