美しい髪をキープするには、ヘアケア商品にこだわったり、定期的に美容室に行ったりとさまざまなケア方法があります。
実はあまりお金をかけなくても、毎日当たり前にやっているシャンプーを少し工夫することで、簡単に美髪を作れるのです。
今回は、シャンプーから髪を乾かすまでの工程で、取り入れたいちょっとしたケアをまとめてみました。
最近髪の調子が悪い、口コミのいいシャンプーに変えたのにしっくりこない、なんていう方は、シャンプーの方法を間違えているかもしれません。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

シャンプー前の「ブラッシング」で汚れを浮かす

シャンプー前に乾いた状態の髪をブラッシングしましょう。
それにより、髪の絡まりをほどくことができ、シャンプー時に起こる摩擦を軽減すること
ができます。
また、髪や頭皮についたほこりなどの汚れや皮脂、スタイリング剤などを浮かすことができ、汚れが落としやすい状態に。
さらに、シャンプーの泡立ちもよくなりますよ。
ブラッシングに使用するのは、摩擦が起きにくいブラシがおすすめ。

こちらはジョンマスターオーガニックのブラシで、マイナスイオンを放つトルマリン配合のイオン毛と、天然猪毛の混合でできています。
このような動物の毛を使用したものや、竹などの素材が静電気を起しにくいと言われています。
また、適度な力で行うブラッシングは髪だけでなく頭皮にもよい刺激を与え、血行を促進してくれるので健康的な頭皮を作るのにも効果的です。

「予洗い」で汚れを落とす

シャンプーをつける前に、お湯でさっと髪を濡らすだけになっていませんか。
実はお湯だけでしっかりと髪を流すことで、7割以上の汚れを落とすことができると言われています。
方法はただお湯で髪と頭皮をまんべんなく流すだけ。
髪の長さにもよりますが、時間は2~3分ほど行うといいとされています。
すこし面倒に感じますが、シャンプーの泡立ちが良くなるので、髪への摩擦を軽減できますし、使用するシャンプーの量を減らすことができるので経済的です。
注意点としては、シャワーのお湯をぬるめに設定すること。
適温は38度くらいだとされています。

ワックスやオイルを多めに使った日は「2度洗い」

スタイリング時にワックスやオイルを多く使用した日は、シャンプーで2度洗いするのがおすすめです。
先ほど説明したお湯での予洗いはもちろん大切なのですが、それだけでは油分は落ちにくいため、しっかりめのスタイリングをした日は2度洗いをしましょう。
汚れをしっかり落とすことで、次のトリートメントが髪に馴染みやすくなります。
1回目のシャンプーは髪についた汚れを落とすためなので、さっと泡立てて流します。
2回目はしっかり頭皮を洗うことを意識してください。
注意したいのが、使用するシャンプーは洗浄力が強すぎないものにすること。
ご自身の頭皮の肌質によっては刺激になってしまう場合があります。

2度洗いについては美容師さんによっても意見が分かれるところなのですが、さまざまな知識を発信している美容師さんのSNSなどをチェックしてみてくださいね。

トリートメントは「ヘアコーム」を使う

トリートメントをする前に、一度髪の水気をタオルでポンポンと取ることで、トリートメントが馴染みやすくなります。
また、トリートメントを塗った後に、粗めのヘアコームでしっかりと馴染ませることで、びっくりするほど仕上がりの質感が変わります。

さまざまなブランドからヘアコームが出ていますが、安価なものなら100円ショップにもあります。
使いやすさやお手入れのしやすさで選んでみてください。

アウトバスケアは「髪質」によって使い分ける

シャンプー、トリートメントが終わった後は、ドライヤーの前に洗い流さないトリートメントなどをつけましょう。
香りや仕上がりの好みで選びがちですが、今一度髪質に合わせて選びなおしてみませんか。

こちらは美容師のAYAMARさんのインスタグラムの投稿。
細く柔らかい毛にはミストタイプ、剛毛にはオイルタイプ、ダメージ毛にはミルクタイプが合うのだそう。
意外と多いのが、スタイリング用のオイルをアウトバスケアにも使用していること。
また、なんとなくいいと言われる流行りのアイテムを使いがちな方も、ご自身の髪質に合わせたものに変えてみましょう。
わからない場合は行きつけの美容室で相談してみるのもいいですね。

ドライヤーは温風と冷風を使い分ける

髪のキューティクルを閉じるためには、ドライヤーの冷風を使うことが大切。
ドライヤーの温風で最後まで乾かしてしまうと、髪の水分が抜けてしまい、パサつく原因になることも。
髪が8~9割ほど乾いたら、最後は冷風にすることでキューティクルを引き締めることができます。
また、長時間ドライヤーをすることは、髪のダメージにつながります。
ドライヤーの前にしっかりと髪の水分をタオルで抑えることや、風量の多いドライヤーを使用して短時間にすることを意識しましょう。


美髪のためにやりたい、シャンプー時のちょっとしたコツをご紹介しました。
いつものケアも、少しの工夫でさらなる美髪を目指すことができます。
今日からでもできることばかりなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。