こんにちは、鈴木真白です。
強い日差しから肌を守り、暑さをやわらげてくれる日傘。夏のお出かけには欠かせないアイテムですが、日傘を差していれば日焼けを防げるのでしょうか。
実は、日傘には「光を遮る性能」と「紫外線を遮る性能」があり、それぞれ役割が異なります。
今回は、日傘を選ぶ際に知っておきたい遮光率やUVカット率の違い、見落としがちな紫外線の照り返し、色やデザインの選び方についてご紹介します。
日傘選びで知っておきたい4つの性能
日傘のタグや商品説明でよく見かける「遮光率」「UVカット率」「UPF」「遮熱性能」。
どれも日差しに関係するものですが、示している性能は同じではありません。
遮光率|太陽の光をどれくらい遮るか
遮光率とは、目に見える光をどれくらい遮るかを示した数値です。遮光率が高いほど生地を通り抜ける光が少なくなり、日傘の下に濃い日陰をつくることができます。
ただし、光を遮る性能と熱を遮る性能は別のもの。暑さ対策を重視するなら、遮光率に加えて遮熱性能も確認しましょう。
UVカット率|紫外線をどれくらい遮るか
UVカット率とは、生地が紫外線をどの程度遮るかを示す数値です。例えば、UVカット率99%なら、生地を通過する紫外線の99%を遮る性能があるということです。
ここで注意したいのは、遮光率が高いからといって、UVカット率も同じとは限らないこと。
日焼け対策を目的に日傘を選ぶなら、遮光率だけでなく、UVカット率も確認することが大切です。
UPF|紫外線から肌を守る性能の目安
UPFとは、布が紫外線から肌をどれくらい守ってくれるかを表す数値です。数字が大きいほど、紫外線から肌を守る力が高いことを意味します。
よく見かける「UPF50+」は、布を通る紫外線の肌への影響を約98%以上減らせる、高い防護性能を示しています。
ただし、UPFはあくまで布の性能を表す数字。日傘を差しているだけで、すべての紫外線を防げるわけではありません。
遮熱性能|日傘の下の暑さをやわらげる
遮熱性能とは、太陽の熱を遮り、日傘の下の温度が上がるのを抑える性能です。遮熱率という数値で表されることもあり、数値が高いほど熱を遮る性能が高いことを意味します。
日差しのまぶしさだけでなく、暑さもやわらげたい場合は、遮熱性能も確認して日傘を選びましょう。

日除けと日焼け防止。何を重視して選ぶ?
暑さをやわらげたいのか、紫外線から肌を守りたいのか。
日傘を選ぶときは、まず目的を整理してみましょう。
日差しのまぶしさを抑えたいなら「遮光率」。
紫外線対策を重視するなら「UVカット率」や「UPF」。
暑さをやわらげたいなら「遮熱性能」。
また、光が透けて見える生地でも、紫外線を遮る性能が高いものはあります。見た目の色や光の透け具合だけで判断せず、商品タグに記載された性能を確認しましょう。
日傘だけでは防げない、紫外線の照り返し
UVカット率の高い日傘を選べば、紫外線対策は万全なのでしょうか。残念ながら、日傘だけですべての紫外線を防ぐことはできません。
紫外線は太陽から直接届くだけでなく、空気中で散乱したり、地面に反射したりして、さまざまな方向から降り注いでいます。特に反射の多い場所では、頭上を日傘で覆っていても、地面からの紫外線に注意が必要です。
日傘は有効な紫外線対策の一つですが、それだけに頼らず、日焼け止めや衣服などを併用しましょう。
日傘の色でUVカット効果は変わる?

黒や白、ベージュにグレー。日傘にはさまざまな色やデザインがあります。紫外線対策のために、必ず黒を選ぶ必要はありません。
日傘の性能は、生地の素材や加工、構造などによって異なります。白や淡い色の日傘でも、高いUVカット性能を備えた商品はあります。
また、内側の色や表面の加工によって光の反射の仕方も変わるため、色だけで紫外線対策の効果を判断することはできません。
お気に入りの色やデザインを選ぶ際にも、まずは商品の性能表示を確認してみましょう。
購入前に確認したい、日傘選びのチェックポイント
気になる日傘を見つけたら、購入前に商品タグや販売ページを確認してみましょう。
- UVカット率・UPF:紫外線対策を重視するなら、UVカット率98%以上、またはUPF50+をチェック。
- 遮光率:99%以上を目安に。まぶしさ対策を重視するなら99.99%以上もチェック。
- 遮熱性能:遮熱率35%以上が一つの目安。暑さ対策を重視するなら、より高い数値にも注目。
- サイズ:開いたときの直径90〜100cm程度を目安に。
- 重さ:持ち歩きやすさを重視するなら200g前後を目安に。
- 晴雨兼用:雨の日にも使えるか確認しましょう。
性能と使いやすさを比べながら、自分に合った一本を選びましょう。

機能もデザインも、自分に合った日傘を
日傘を選ぶ際に大切なのは、何を目的に使うかを考えること。
紫外線対策にはUVカット率やUPF、まぶしさを抑えたい場合には遮光率、暑さ対策には遮熱性能が選ぶ際の目安になります。
そして、日傘だけですべての紫外線を防げるわけではないことも、覚えておきたいポイントです。
性能をきちんと確かめたうえで、色や柄、使いやすさにもこだわってみる。
お気に入りの一本と一緒に、日差しの強い季節のおしゃれを楽しみましょう。
