モデル・温泉ソムリエ、中居よさのです。
美人育児とは子供が将来的に見た目にも正確にも「美人」と呼ばれる存在になることをサポートするための育児法です。

子供達の慌ただしい生活の中で、何気なく「入浴」が「シャワー」になっていませんか?ただ、入浴は一日の汚れを落とすためだけのものではありません。
健康、美容効果をたくさん得られる入浴。
これは大人だけでなく、子供達でも同じ事。
温かいお湯にゆったり浸かる入浴は、健康にも美容にも必須です。
今回は子供におすすめの入浴法や、得られる効果をご紹介していきたいと思います。

実は絶大!入浴が必要な理由とは

体温が上がることで、血流が良くなり、風邪もひきにくくなる

お風呂に入ることで体温が上がると、内臓も温まり、自律神経が整い内蔵機能も活性化します。逆にシャワーばかりでお風呂に入らず冷えになれてしまうと、根強い「冷え」が身体に停滞してしまうことも。
特に女の子は筋肉量が少ないため冷え対策は幼い頃から必須です。
毎日の入浴は、身体の深部をあたため体温がしっかりと上昇するので血流も良くなり、適正な体温が保たれるようになります。
これにより、さまざま病原菌と戦う抵抗力がつくので、風邪をひきにくくなる効果もあります。

良質な睡眠がとれることにより、丈夫な身体に

子供の成長にとって「睡眠」は欠かせないものです。
良質な睡眠にとって必須なのは「寝入ってから3時間の深い睡眠」このためにも、眠る前に一度入浴で体温を上昇させてから、深部体温を低下させることが入眠のカギとなります。

大切なのは一度深部体温が上昇していること。
シャワーだとなかなか深部体温の上昇とまではいきません。
入浴により上がった体温が入眠前までにすべり台のようにさがっていくことで、良質な深い眠りに入っていけるのです。
そしてこの睡眠中には多くの成長ホルモンが分泌され、また蓄積した疲労から回復する時間となるため、健やかな成長にも美容にも良質な睡眠のための入浴は欠かせないのです。

子供ならではの入浴法も!入浴の注意ポイント5つ

1. お湯の温度は37~39℃

40℃くらいの熱めの方がしっかりあたたまるのでは?と思われるかも知れませんが、子供は小さな大人ではないことに注意しなければなりません。
子供が40℃程のお湯に浸かると、入浴中や入浴後は高い体温を保てますが、就寝するまでにかなり体がひえてしまうことに。

また熱すぎるお湯が交感神経を刺激して、目がさえて寝付きが悪くなってしまいます。
大人にとっては少しぬるいと感じる温度こそが、子供にとっての適温。
気温の下がる冬場は1~2℃の調節をしてあげましょう。

2. 入浴時間は15~20分程度に

子供はお風呂につかりながら遊んだりもしますよね。
つい長湯になってしまうこともあります。
けれど長く浸かりすぎると、体が温まりすぎて交感神経が刺激されてしまうことも。
せっかく入浴したのに、目がさえて寝付きが悪くなってしまいます。

またお風呂に体力を奪われてしまうなんて事も。
入浴時間は15分が理想です。
長くても20分で上がるように注意してあげてくださいね。

3. 肩までしっかり浸かって、熱を深部まで

体の深部まで熱を届けるには、肩までしっかりと浸かることが大切です。
そのため、子供が入る時には子供が湯船に座ったときに、子供の肩が浸かる高さを参考に湯量を調整しましょう。
また、じっとしていられないのも子供ならでは。
そんな時は声がけや、桶などで肩にお湯を掛けてあげるようにしましょう。

4. 夕食後すぐの入浴はNG

慌ただしい夜、夕食を食べたらすぐにお風呂時間、というご家庭もあるのではないでしょうか?
ただ、食後すぐは胃腸をはじめとする消化器官に血液が集まっている状態。
お風呂に入ると全身の血流がよくなってしまうため、本来消化器官に集まるべき血液が少なくなってしまい、食べ物が十分に消化されなくなってしまうことも。
食後すぐの入浴は避けるようにしましょう。
最低1時間は時間を空けるようこころがけたいものです。

5. 入浴は寝る1~2時間前までに

入浴によって一度上昇した体温は、徐々に下がっていきます。
この体温が下がるすべり台状態の時、同時に眠気も強くなってくるため、お風呂=よく眠れるとなるのです。
しかし、入浴した直後は体温が高く、良質な睡眠を取るタイミングに適していません。

温められた体が1~2時間かけて下がっていく時間を入眠時間と計算しましょう。
この時間にタイミングを合わせると、夜更かしすることもなく、ぐっすりと入眠できます。

お湯の適温が変化することはあっても、これら入浴に関する人間の体のつくりは、大人になっても変わることはありません。

子供の頃からシャワーでは無く入浴の習慣を身につけることは、美容と健康にとってもっとも重要な、習慣と言えるでしょう。
美人育児は、美人な習慣づくりの繰り返しです。
ぜひそれをサポートしてあげてください。
そして子供が必要とするこれらの習慣は大人にとっても大切な習慣。

親子二人三脚で、美人育児の道を歩んでゆきましょう。
ママにとっても美人育児な日々となるはずです。