モデル・ポージング講師の中居よさのです。

美人育児とは、「ママになってもキレイでいたい 」「育児も美容もがんばりたい」といった美人ママになるための育児ではありません。

美人育児は、「娘(子供)を、将来的に美人にするための育児」です。

皮膚とは「自分」と「外の世界」の境界線

「自分」と「外の世界」の境界線の役割をしているもの。
それが皮膚粘膜です。
そして私たちの身体に、異物や有害物質が侵入することを防ぐ、身体における最大の臓器、それも皮膚粘膜です。

つまりは
「皮膚粘膜=肌」をケアすることは身体を守ること。
そして「自分」と「外の世界」の境界線を守ることは自分を守ること。
美人育児は将来的な美人を目指す、という目的をもっているので、この「自分を守る」ということをとても大切にしています。

そして「自分を守る」もっとも基礎的、で欠かすことの出来ないな習慣は保湿なのです。

こどもでも保湿は必要なの?

「ぷるぷるの赤ちゃん肌」と美肌の代表のようにいわれる乳幼児の肌。
たしかにさわってみてもしっとりとしていて柔らかく、保湿の必要はあるのか、必要以上のケアは良くないのではないか?
疑問に感じるかもしれません。

しかし、乳幼児から思春期までは、しっかりとした保湿ケアが必要です。

見た目には元気に見えるこどもの肌ですが、実際は厚さが20代女性の半分しかなく、肌のバリア機能である皮脂の分泌もごくわずか。
思春期を迎え皮脂が増えるまではとってもデリケートな状態です。

肌は乾燥するとバリア機能が弱くなり、より刺激に敏感になります。マスク生活を余儀なくされる今、その摩擦からくるダメージから肌を守るためにも、保湿は欠かせません。

処方が必要な保湿剤

保湿剤には皮膚科で処方してもらうもの、市販で購入できるものあります。
皮膚科で処方してもらうメリットは、医師の診察を受けて処方してもらえるため、皮膚炎など何かトラブルが起こっていた場合にも適切な保湿剤や薬剤を処方してもらえることです。

ヒルドイド

皮膚科で処方してもらえる代表的な保湿剤はヒルドイド。
有効成分名はヘパリン類似物質。
保湿剤として有名ですが、血流を良くする作用もあるため、冷えの改善や外傷の早期回復のために使われることもあります。

ヒルドイド/マルホ株式会社

ヒルドイドの剤型は4種類
ローション、クリーム、ソフト軟膏、フォーム。

クリームと軟膏は、しっかりと保湿をしてくれるのにベタつかずとても優秀です。
そして非常に使用感の軽いローションは夏場に最適。
最も新しく登場したフォーム(泡)は液だれしてしまうことなく便利です。

成分はどれも同じですので、乾燥の度合い、季節、塗る部位によって使い分けることもできますし、処方が必要というのはすこし手間もかかりますが、塗り方や剤型についても医師に相談する事ができるので、安心して使うことができます。

市販の保湿剤

市販の保湿剤を使うメリットは、なんといってもドラッグストアーなどで手軽に購入できることでしょう。
なかには処方薬の代表として書いた「ヒルドイド」と同じヘパリン類似物質の保湿剤もいくつか存在します。

保湿成分の種類も豊富。
剤形もクリームやフォームタイプはもちろんのこと、入浴しながら保湿もするといった成分を備えた入浴剤なども販売されています。
もちろん入浴後のケアも大切なのですが、バタバタとしやすいこどもの入浴後。
入浴中に一度保湿ケアを行えているのはママにとって大きな安心につながる魅力でしょう。

カレンドラ ベビーバスミルク/WELEDA

●自然医薬品メーカー ヴェレダが助産師の声をもとに開発。
●天然由来成分100%(世界基準のオーガニック認証Natrueを取得)。
●生まれたての赤ちゃんから使えるやさしさ。
●心地よいハーブの香り。

保湿剤にリラックス効果のある香りが含まれたものを使用する事で、保湿ケアを楽しみながら行うことができるのも、市販の保湿剤のメリットのひとつです。

幼少期からの保湿ケアは必ず美人につながります

幼少期の保湿ケアはとても重要です。
最も肌が敏感な時期からケアをすることで、皮膚そのものが強くなるということは医学的にも認められています。
また、日々保湿クリームを塗る、自分の皮膚に触れるということで、自分の肌の状態の変化に気がつきやすくなります。

はじめに書きましたが肌は、「自分」と「外の世界」の境界線です。
自分を守り、ケアすることの大切さ、自分の変化に気付くことの大切さ。
幼少期に学んだ保湿の習慣は、思考にも大きな影響をあたえます。

【美人育児】究極メゾット!美人は思考でつくられる

以前こちらのコラムで、マザーテレサの言葉を引用させていただきました。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

習慣は性格となり性格は運命となります。
育児とはこどもだけでなく、親も今一度生活や習慣を見直すことを迫られるもの。
こどもの習慣を整えるときに、親自身の習慣を見直し整える事ができるチャンスの時期でもあります。
つまりは育児は運命をかえるチャンスを伴っているのです。
勘違いされがちですが、育児は決して自分を犠牲にするものではありません。
自分の運命を変えるきっかけを与えてくれることが多くおこる幸せな時間です。

チャンスは美容に関しても同じです。
子供の保湿に真剣に取り組み、得た知識を自分の保湿(美容)にも取り入れる。
コレが出来れば一石二鳥。
まさに親子二人三脚の美容生活「美人育児」+母育児。
楽しんで楽しんで、美容と育児を両立させていきましょう。
育児って大変です。
無理する必要は本当にないんです。
でも育児の中に、美容をとりいれられたら、何だか少し育児、楽しくなりませんか?

さて、最後に保湿は本当に大切です。
子供が自分を守ること、ケアすることを習慣化しましょう。
それは美肌と同時に、明るい未来につながります。

さあ、美人育児を今日からはじめましょう!