娘を美人に育てる「美人育児」の思考法について

モデル・ポージング講師の中居よさのです。
美人育児とは、「ママになってキレイでいたい 」「育児も美容もがんばりたい」といった美人ママになるための育児ではありません。
美人育児は、「娘(子供)を、将来的に美人にするための育児」です。

今回は、「美人育児」の本質となる“美人育児の思考法”をご紹介していきます。

キャメロン・ラッセルが語る「遺伝子の宝くじ」

世界で活躍するスーパーモデルのキャメロン・ラッセルが各界の専門家がプレゼンテーションを行う、世界的講演会「TED Conference」(テド・カンファレンス)で行った、非常に興味深いプレゼンテーションがあります。

彼女はこの中で「自身が遺伝子の宝くじに当たった」と認めています。

それによって何が起こり、この宝くじが世界の貧富の差に影響を与えていること。
同時に、宝くじに当たること=幸福とは限らない、というモデル業界の真実を語っています。
このプレゼンテーションはTEDで最も人気のあるスピーチの一つとなりました。
とても考えさせられるプレゼンテーションですので、ぜひご覧ください。

TED『ルックスだけが全てじゃない。モデルの私が言うんだから信じて。』

※右下の吹き出しアイコンから言語の選択が可能です。

美人育児は、「ないもの」ではなく「あるもの」に目を向ける

ビジュアルにおける「遺伝子の宝くじ」は存在するという、厳しい現実があります。
だからこそ、美人育児ではこの現実に目を向けていこうと思います。

なぜならそれは「ないもの」ではなく「あるもの」に目を向けることに繋がるからです。

現代の日本における美人の条件について考えてみましょう。

頭が小さく、色白、目が大きく、鼻筋が通り、歯並びの整った上品な口元。
長くしなやかな手足に、豊かなバスト、くびれたウエストに、キュッと引き締まったヒップ。

これが現代の美人の条件でしょうか?

さて、これらをいくつあなた自身はもっていますか?あなたのご主人は?

遺伝子というのは受け継がれるもので、多くの場合、親の遺伝子が影響します。
「美人の条件となる遺伝子がそろっていない」、そう絶望した方もいるかもしれません。

けれど、重要なのは「何があるか」を思考することです。
そう、美人育児に重要なのは思考する力なのです。

マザー・テレサの格言から説く、美人をつくる思考法

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

これは世界的に有名なマザー・テレサの残した格言です。

思考は根であり、運命を花とするならば、まず大切に育てるべきは思考、根の部分です。

「ないもの」ではなく「あるもの」に目を向ける思考。
そして「あるもの」を活かしていく行動。
その行動を習慣とした性格。
この美しい生き様こそが、美しい人の生き方であり、運命そのものなのです。

先ほど自らを「遺伝子の宝くじに当たった」と述べた、モデルのキャメロン・ラッセルは言います。

私自身に関係なく私の外見に与えられるものが多くあった、と。
けれどもおそらく多くのモデルたちは世界で一番身体的不安を抱えている、と。

たくさんの日の光と水を与えられ、たくさんの人に愛される花に必要なもの。
それは強い根なのです。

“美人育児の思考法”で「遺伝子の宝くじ」を超越させる

美人育児の目的は、子供(娘)を将来的美人に育てることです。
そして美人に育てる真の目的は、幸せな人生の土台とするためです。

外見を整え、可愛らしい洋服を着せ、切り花のように飾り、親が満足するためのものではありません。

あなたの娘が、どんな状況でも光をみつけ、どんな逆境におかれても水を吸い上げる根を持った花に育てる。そして自立を迎えた時には、潔く送り出す。
その覚悟が、美人育児には必要です。

まず、思考から始めましょう。

あなたの遺伝子にある美しいものはなんですか?
あなたの娘に引き継がれた美しさはどんなものですか?
「あるもの」はなんですか?

その「あるもの」を言葉にして、今日から毎日伝えましょう。
 
「あるもの」に目を向ける、その親子の思考・言葉・習慣が、美人を育てます。
遺伝子と同様に、家庭での思考・言葉・習慣は、自然と引き継がれていくものです。

思考と、言葉と、習慣と、性格で、遺伝子の宝くじを凌駕させるのです。
「美人育児」は運命を切り開き、幸せになる最強の育児です。

ぜひ運命を切り開く“美人育児の思考法”を実践してみてください。