癖がなく美味しく食べられる「ベビーリーフ」。
あんまり栄養がなさそう、他の葉野菜の方が体に良さそう、など、ネガティブなイメージがある方もいるかもしれませんが、実はベビーリーフは、美容のために毎日食べたい優秀食材。
身近な食材ながらあまり知られていない、その優れた効果効能について、詳しくご紹介していきます。
ベビーリーフってどんな野菜?

ベビーリーフとは、その名の通り発芽30日以内で収穫した赤ちゃんの葉っぱ、幼葉のことです。
スーパーなどで購入すると数種類のベビーリーフがミックスされているので、それぞれの葉の丈が不揃いな場合がほとんどですが、だいたい10~15cmほどのものをさします。
ベビーリーフは野菜の種類ではなく幼葉の総称のため、その種類は30種類以上あり、おもに私たちが食べる機会が多いものは、ピノグリーン(小松菜)・スピナッチ(ほうれん草)・グリーンハリヤー(リーフレタス)・ミズナ・ルッコラ・レッドケール・レッドロメイン・グリーンロメイン・ビート・オークなどのベビーリーフです。
ベビーリーフは、若葉の状態で収穫されているので、成長した通常のレタスなどの葉野菜と比べて栄養が凝縮されています。
食物繊維も多すぎず適度に摂取できるので、生のサラダを食べると消化不良を起こしやすいという方にもおすすめです。
ほかの葉野菜のように包丁で切る必要もなく、洗ってすぐそのまま食べられる手軽さがうれしいですよね。彩りが良くおしゃれに盛り付けることができるので、毎日の食卓にはもちろん、おもてなし料理や特別なディナーの付け合せにも便利。
1年中手に入り価格の変動も年間を通して起きにくいため、美容と健康のために毎日手軽に摂取することができます。
ベビーリーフの美肌効果

ベビーリーフには、ほかの単色野菜に比べβ-カロテンがたっぷりと含まれています。
βカロテンというと人参に多く含まれているイメージがありますが、植物や動物に含まれる「カロチノイド」という色素成分の一種のことをさします。
βカロテンは体内でビタミンAに変換する働きがあり、免疫力アップや生活習慣病予防、美肌効果などが期待できます。
ビタミンAは皮膚や粘膜を本来の健康な状態へ整えてくれる働きがあるため、天然保湿因子が増えて肌の水分量が適正になり、バリア機能も正常になります。
それにより、肌のターンオーバーが整い、うるおいとハリのある美肌へと導いてくれます。
アンチエイジングにもぴったり

βカロテンは強い抗酸化作用があり、その数値はなんとビタミンCの約1,000倍と言われています。
紫外線ダメージなどの外部刺激による肌の老化を防止する働きがあり、シミ、シワ、たるみなどのアンチエイジングケアにうれしい効果を発揮してくれます。
女性にうれしい鉄分もたっぷり

ベビーリーフには、女性には特に欠かせない鉄分も多く含まれているため、貧血予防にも効果的です。
また、鉄分も美肌やアンチエイジングのための大きな味方。
鉄分が不足し血行不良になると、肌がくすむだけでなく、必要な栄養が肌の隅々まで届きにくくなるため、真皮層のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの潤い成分が減少し、乾燥肌の原因に。
肌荒れやたるみ、シワ、肌のごわつきなどが起こりやすくなり、年齢を感じる肌へと衰えてしまいます。
鉄分をしっかりと補うことでコラーゲンをうまく生成できるようになり、真皮層から肌を支える力が強まり、たるみのないハリとツヤのある肌へとアップデートしてくれます。
鉄分不足を解消することで、肌がトーンアップし、透明感もあがりますよ。
若葉の状態で収穫される、栄養たっぷりのベビーリーフ。
あまり栄養価の高いイメージがなかったという方も多いかもしれませんが、実は毎日食べたい優秀な美人フード。
スキンケア、エイジングケアには欠かせない成分が豊富に詰まっているベビーリーフは、洗ってそのままサラダとして食べられるので、調理いらずで忙しい女性にもぴったり。
楽して綺麗になれる食習慣です。ぜひ取り入れてみてくださいね。