美容家の岩倉陽子です。
「ダイエット中だけれど、お酒が飲みたい」その気持ち、とてもよく分かります。
友達と飲むお酒、おいしい食事と飲むお酒、仕事終わりに飲むお酒、どれも人生を豊かにする幸せな時間です。
痩せるためにはお酒を飲んではいけないわけではありません
今回は、ダイエット中の方でもお酒を飲める方法をお伝えします。

ダイエット中に控える理由、お酒を飲むとどうして太るの?

お酒を飲むと太る理由は2つ。

①お酒を飲みすぎて、お酒自体でのカロリー摂取が高くなってしまう。
②お酒に食欲増進の作用があるため、一緒に食べるものでカロリーが高くなってしまう。

つまり結局カロリーオーバーになっていることが原因なのです。

ダイエットの食事のポイントは消費カロリー摂取カロリーが下回っていること。
たくさんのカロリーを摂取したら太ってしまうのは当然です。

お酒は体の中で優先的に熱として分解され、脂肪として蓄積されにくいことから「エンプティカロリー」と呼ばれていますが、0カロリーということではありません。
むしろお酒には栄養素がないので、栄養がなくてもカロリー自体は摂取しているということを知っておきましょう。

ダイエット中のお酒の飲み方とは? 正しい知識でストレスフリーに

お酒を飲むことで太る理由がわかっていれば、ダイエット中でも気をつけることができますね。
大事なのはカロリーオーバーにならないようにすること。
お酒を飲みすぎたり、おつまみに高カロリーなものを食べすぎたりしなければ、一気に太ってしまうことはありません。

お酒を飲むとどうしても食べすぎてしまうという方は、飲む前におつまみをお皿に出して、あらかじめ食べる量を決めてしまうとよいです。
お家で飲むときはお菓子などのストックを置かないというのもひとつの方法ですね。

また夜にお酒を飲む機会が決まっている日は、朝や昼を少なめに調整するなどして1日の総カロリーを調整しましょう。
飲み会の次の日はヘルシーな食事を意識することもおすすめです。

ダイエット中におすすめのお酒とおつまみ

お酒のカロリーを把握して飲めばビールやワインもOKです。
350mlの缶ビールは1本約140kcal、ワインは1杯約75kcal。
食事と合わせてもカロリーオーバーにならないよう上手に組み合わせましょう。

おすすめなのは糖質の含まれていない焼酎やウイスキーなどの「蒸留酒」。
ハイボールは1杯約70 kcal、ウーロンハイは1杯約95 kcalですが、糖質が低いため体脂肪が蓄積しにくいアルコールです。

ハイボール約70 kcal
ワイン約75 kcal
マッコリ約90 kcal
ウーロンハイ約95 kcal
梅酒ロック約95 kcal
レモンサワー約110 kcal
生ビール(中ジョッキ)約145 kcal
日本酒(1合)約200 kcal

おつまみも唐揚げやポテトなどの油ものより、塩焼き鳥や枝豆、だし巻き卵などを選ぶとよいですね。
お家で飲むときはコンビニで買える素焼きのナッツや、歯応えのあるあたりめなどをチョイスすると満足感があってよいでしょう。

大事なのはストレスをためないこと。
ダイエット中は制限やルールに縛られて我慢ばかりしていませんか。
その我慢がストレスになり、あるとき爆発したように暴飲暴食をしてしまうのです。
好きなものを禁止するのではなく、適量でおさえる努力に変えてみると心にも余裕ができますよ。
上手なお酒との付き合い方を身につけて楽しみがならダイエットをすすめましょう!