美人づくりに欠かせない目元のケア。
疲れて見えてしまったり老け顔の原因となる目元のクマは、メイクで隠すのも難しく、気になっている方も多いのではないでしょうか?
クマの原因は、睡眠不足や日頃の疲れはもちろん、クマの種類のよってさまざまな要因が考えられます。

クマの種類によって、原因と効果的な対策が異なるため、まずは自分がどのタイプのクマなのかを知ることが大切。
この記事では、3つのクマの種類とケア方法をくわしくご紹介します。

クマの種類1「茶クマ」

疲れた老け顔に見えてしまう、茶色くくすみがかかった茶クマ。
茶クマの原因は、おもに肌の色素沈着によるものです。
紫外線ダメージや、目を擦ることによる摩擦によるダメージなどが原因。
目の下の皮膚にメラニン色素が蓄積されてしまい、茶色クマとなって定着してしまっている状態です。

花粉症や慢性的なアレルギーなどで、目を強くこすってしまう癖がある方や、クレンジングの際にアイメイクを摩擦をかけて落としてしまっているという方は、とくに要注意。

【茶クマの対策】

・保湿&美白ケア
茶クマは、メラニン色素が蓄積し、皮膚に沈着してしまっている状態のため、シミ対策と同じような美白ケアが必要です。
しっかりと保湿をして、肌のターンオーバーを促しましょう。
ビタミンC融合体配合の美白効果のあるアイクリームや美容液などの化粧品により、目元ケアを行うのも効果的。
また、紫外線対策も大きなポイント。

・紫外線ケア
夏だけではなく、年間を通して、日焼け止めを使用するようにしましょう。
紫外線は目からも吸収するので、サングラスの着用もおすすめです。

・クレンジングの見直しを
茶クマは、目をこするなど皮膚への刺激による色素沈着も大きく影響しているので、優しくクレンジングをすることもポイント。
こすらず落とせるオイルクレンジングがおすすめです。

クマの種類2「青クマ」

年齢に関わらず、若い方でも発生しやすい青クマは、目もとの血行不良が原因です。
睡眠不足や疲労、ストレス、スマホやパソコン作業のしすぎによる眼精疲労、冷えなどによる血行不良が起こると、血液が酸素不足になり、血管が青黒く見えてしまいます。
目の下はとくに皮膚がうすく、たくさんの血管が集まっているため、この青黒くなった血管が透けて見えてしまい、青クマとなってしまいます。

【青クマの対策】

・疲労をためない
生活習慣の原因によるものが多いため、まずは良質な睡眠をしっかり確保し、スマホやパソコンの見過ぎに気をつけましょう。
目元の疲労だけでなく、身体の疲労ももちろん影響します。
疲労やストレスを溜めない生活を心がけてくださいね。

・目元をあたためる
しっかりと休息を確保することが大事ですが、仕事や家事に忙しい女性はなかなか休まる時間も取れないものですよね。
そんな方は、目元の血行を促進させるアイケアを取り入れてみましょう。
目元を温めるホットマスクを使用したり、目元のマッサージを取り入れて、巡りをよくすることが大切です。
温かい飲み物を飲んだり、湯船によくつかるなどして、日頃から身体の冷えを取り除く習慣をつけましょう。

・コンシーラーでクマ隠し
青クマは、メイクで隠すことができるので、青紫を相殺するオレンジ系のコンシーラーを使うのもおすすめ。
硬めでカーバー力に優れたコンシーラーを使ってみましょう。

クマの種類3「黒クマ」

加齢とともに発生しやすい黒クマ。
目元の少し低い位置にあり、黒い影のように見える状態のクマです。
加齢により、ハリや弾力を生み出すコラーゲンやエラスチンが減少し、目の下のたるみができることで、黒い影が黒クマとなってしまいます。
そのほか、水分不足や表情筋の衰えなどの原因も考えられます。

ほかのタイプと見分けるためには、目尻を軽く引き上げてみましょう。
目尻を軽く引っ張るとクマの影が薄くなるという方は、この黒クマに当てはまります。

【黒クマの対策】

・エイジングケアコスメでクマ対策
加齢による原因が大きいので、エイジングケアコスメで肌にハリを与えることが効果的です。
エイジングケア成分を配合したアイクリームや美容液を使用してみましょう。

・水分補給と表情筋トレーニング
1日2リットル以上の水分補給を心がけ、表情筋のストレッチやマッサージなどを習慣づけるのも効果的です。
目の下のたるみを解消することを意識して、取り入れてみましょう。

・黒クマを完全に消すには?

黒クマの方は、眼窩脂肪と呼ばれる目の下の脂肪が多い方が多いので、完全に消し去りたいという方は、美容外科や美容皮膚科での脱脂の処置もおすすめです。
下まぶたの裏側を小さく切開し、余分な眼窩脂肪を除去する手術で、表にはキズが見えないため安心です。
効果は半永久的で、クマを取り除くのと同時に目元をすっきりと若々しく見せることができます。

脱脂だけだと凹みが気になるという場合は、脂肪注入を一緒に行う場合も。
適切な処置は人それぞれ異なるので、信頼できるドクターに相談して、自分に合った施術方法を見つけてみましょう。

見た目年齢をあげてしまう目元のクマ。
自分のクマの種類を知ることで、適切なケアをすることができます。
疲れ顔に見せるクマを撃退して、クリアな若々しい目元を手に入れましょう。