腸育コンシェルジュのshihoです。
美容に良いフルーツといえば、キウイやレモン、みかん、グレープフルーツなど、ビタミンCを多く含むフルーツを連想する方も多いはず!
このほかにも、美容に良いフルーツは豊富にありますが、実はあまり知られていないのが、「ざくろ」の美容効果の高さ。りんごやバナナのようにつねにスーパーで簡単に手に入るものではないので、普段の食生活に取り入れたことがないという方もいるかもしれません。
ですが、ざくろの美容効果を知れば、取り入れないのはもったいないと思うほど、優秀な栄養価を有しています。
そこで今回はざくろの栄養素や美容効果について、詳しくご紹介します。
ざくろってどんなフルーツ?
鮮やかな真っ赤な色合いが美しいざくろは、世界の三大美女として知られる、クレオパトラや楊貴妃も、美を保つために食べていたと言われています。
アフガニスタンやパキスタン、イラン、インド北部のヒマラヤ山脈などが原産地のざくろは、日本ではあまり生の果実をみかける機会がなく、身近なフルーツではないかもしれませんが、実は女性に嬉しい成分が豊富なスーパーフルーツなんです。
ざくろは昔から「女性の果実」とも呼ばれていたほどで、効果効能の高さから、薬用植物としても用いられてきました。古代エジプトやギリシア、ローマの時代から長きにわたり、果肉だけでなく、根や樹皮、果皮、種子、葉、花まで、女性の美容と健康を支える薬用植物として役立ってきた奇跡のフルーツです。
ざくろの栄養素・美容効果とは?
ざくろの甘酸っぱい味からも、ビタミン類が多く含まれていそうなイメージをもつ方も多いかもしれませんが、ざくろの優秀な栄養価はそれだけではありません。
ざくろには、美容と健康に欠かせないビタミンC、ビタミンA、C、ビタミンE、葉酸、ミネラル類に加えて、アンチエイジングに効果的なポリフェノールも豊富に含まれています。ざくろの果実には、ポリフェノールが一種類ではなく、複数含まれているのが大きな特徴。そのため、それぞれのポリフェノールの相乗効果によって、より優れた抗酸化作用を発揮してくれます。
美肌づくりの基本となるシミやシワの予防・改善に役立ち、老化現象を抑制する効果が期待できます。ポリフェノールのなかでもとくに、目の組織に作用する「アントシアニン」も豊富に含まれているため、眼精疲労にも効果的。目の疲れは、白目のくすみや目の下のクマなど、エイジングサインに直結しやすいので、現代人の美容を語る上で、眼精疲労のケアは欠かせません。
そして、ザクロポリフェノールには、あまり聞きなれない「エラグ酸」という注目すべき栄養素が含まれています。この栄養素には、メラニン色素を作りにくくする働きがあり、美白効果・シミ予防に効果的です。
さらに、ざくろには、むくみ解消やデットクス効果の高い「カリウム」も豊富に含まれています。身体の新陳代謝を高め、老廃物を排出しやすい体へと導いてくれるので、ダイエッターにもうれしいフルーツといえます。
ざくろのおすすめの摂取方法
ざくろの可食部は、皮を剥いた中に含まれる種子の部分です。果実の皮部分に包丁で切り込みを入れて、水を張ったボウルの中で指やスプーンを使って簡単に取り出すことができます。
真っ赤な美しい見た目なので、プラムなどのようにそのまま皮ごと食べてみたくなる方もいるかもしれませんが、ざくろの皮にには有害な成分も含まれ副作用を引き起こす可能性もあるため、必ず皮は剥いてから食べるようにしましょう。
そのまま生で食べるのはもちろん、ヨーグルトやサラダ、カルパッチョなどのトッピングとして摂り入れるのもおすすめです。
ざくろの半量ほどの砂糖と合わせて保存瓶に入れて2、3日寝かせれば簡単に自家製の「ざくろシロップ」をつくることもできます。シロップを常備していれば、お酢と加えて「ざくろビネガー」にしたり、炭酸水と割っておしゃれなざくろジュースが楽しめたりと、アレンジの幅が広がります。
生の果実がなかなか手に入らないという場合は、市販のざくろジュースを活用するのもおすすめです。その際はざくろ100%のものを選ぶようにしましょう。
「女性の果実」と呼ばれるざくろを毎日のライフスタイルに積極的に取り入れて、若々しい美しさをキープしたいですね。