美容家の岩倉陽子です。
冷房が効きすぎて「寒い」と感じても、設定温度を自由に変えることができない場所では、我慢するしかないこともありますよね。

特に女性の体は、筋肉量やホルモンバランスの関係もあるため冷えやすくなっています。そこで今回は、冷房疲れの解消にぴったりな全身ストレッチをご紹介していきます。
簡単なストレッチですので、毎日の習慣にして冷房に負けない体づくりをしていきましょう!

冷房の中にいるとなぜ体がだるくなる?

電車やオフィスなどクーラーが効いている場所に長時間いると、体調不良を起こしてしまうことがありますよね。
これは「冷房病」とも呼ばれていて、自律神経の乱れや血行不良が原因。
クーラーなどで体が冷やし続けられると、体温を保つために血管が収縮してしまい、血の巡りが悪くなるのです。

1日の中で暑い外とクーラーの効いた室内を行き来すると、気温の変化に体はついていけなくなります。
これが繰り返されると自律神経が乱れ、体のだるさ、頭痛、冷え、腹痛などにつながってしまうのです。

冷房疲れ解消!おすすめの全身ストレッチ

ストレッチをすることで血の巡りが良くなり、体調も改善していきます。
特に体が温まっているお風呂上がりに行えば、代謝も上がりさらに効果はアップ。
また寝る前のストレッチをは副交感神経を活性化させて、体も心もリラックスした状態になるため、質の良い眠りにもつながります。
1日3分でOKですので、ストレッチを習慣にしていきましょう。

1. もも裏伸ばし

①床に座り、片方の足を伸ばします。もう片方の足は軽く曲げておきましょう。
②手で足の指先をつかみ、ももの裏を「痛気持ち良い」と感じるところまで伸ばします。   ※呼吸は止めずにリラックスした状態で行うのがポイントです。
③「ハムストリングス」と呼ばれるもも裏の筋肉を伸ばしてあげることで、下半身の疲れがとれ、腰痛の改善にもつながります。

2. お尻伸ばし

①床に正座をした状態をつくります。
②そこから片足だけ後ろに伸ばしてみましょう。曲げている方の膝は外側に向けてください。
③股関節がほぐれ「そけい部」と呼ばれる足の付け根部分が伸びているのを感じられたらOK。
お尻の筋肉をほぐしてあげると、血の巡りが良くなり冷えやむくみに効果があります。
体が硬い人は無理をせずに、できる範囲で伸ばすようにしましょう。

3. お腹と脇伸ばし

①ヨガの「猫のポーズ」のように、床に四つん這いになります。手足は軽く間隔をとってリラックスしましょう。
②お腹と脇の下が伸びていることを感じながら、お尻を後ろに引いていきます。
③大きく息を吸って吐いてを繰り返しましょう。
背中周りをほぐしてあげることで、猫背の改善や肩こり解消の効果があります。
長時間同じ姿勢でパソコンなどをしている方には、特に行ってほしいストレッチです。

ストレッチをすることで、血の巡りが良くなり「冷え」は改善に向かいます。
特にお尻や背中などの大きな筋肉を伸ばしてあげるのがポイント。
短い時間でも良いので毎日続けることが大切です。
必ずその効果を実感できるようになります。
ぜひ日々の美容のルーティンに取り入れてみてくださいね。