ダイエットの基本は食事と運動。
わかっていても取り組むのにエネルギーが必要な運動は、なかなか重い腰が上がらなかったり。

でも美しいボディを目指すのであれば、やっぱり運動も必要です。
今回は運動をすることのメリットと気をつけたいポイントをまとめてみました。
もう一度ダイエットの基本を見直して、しなやかな体つくりを行なっていきましょう!

ダイエットは食事制限だけではダメなの?

体重を減らすために食事の見直しは欠かせません。
しかし食事制限だけのダイエットは、食べすぎてしまえば体重は元に戻ってしまいますよね。
減らした体重を維持しながら、健康的に美しいボディを作りたいなら、合わせて運動も行なう必要があります。

運動を行う一番の理由は筋肉をつけて代謝をアップさせること。
痩せるために摂取カロリーを減らすと、脂肪と一緒に筋肉も落ちてしまいます。
筋肉が落ちると、体が必要とする最小限のエネルギーである「基礎代謝」が下がり、痩せづらく太りやすい体に。
また血流が悪くなり、冷えやむくみ、肩こりなどの不調にもつながります。

エネルギーを使う運動は、効果が出ないと続けるモチベーションがなくなってしまいますよね。
でも心配しないで。
たとえ体重は減っていなくても、筋肉が代謝アップの助けをしてくれたり、体のラインに変化が出たりと、数字にはみえない効果は出ているはずです。
楽しみながら続けていける工夫をすることの方が大切ですよ。

無酸素運動のポイント

筋トレや短距離走など、短い時間で大きな力を発揮する運動を「無酸素運動」と呼びます。
とくに優先的に鍛えてほしいのが「大きな筋肉」。
背中にある「広背筋(こうはいきん)」、お尻にある「大臀筋(だいでんきん)」、太ももやふくらはぎの筋肉は、体の中でもとくに大きな筋肉です。
代謝アップには欠かせない筋肉ですので、まずはここから鍛えることを意識してみてください。

無酸素運動と合わせて行いたいのがタンパク質の摂取。
筋肉をつくるために必要な栄養素ですので、積極的に摂ることを心がけてください。
肉や魚などの「動物性タンパク質」と納豆や豆腐などの「植物性タンパク質」をバランスよく摂ると、さらにいいですね。

有酸素運動のポイント

ランニングやサイクリングなど、軽めの負荷を継続的にかける運動を「有酸素運動」と呼びます。
体脂肪をエネルギー源として消費するため、脂肪燃焼の効果が期待できます。
また継続的に運動を行うことで、呼吸循環器系などの心肺機能が向上する効果も。
普段の生活でも疲れにくくなったり、体が軽くなるのを感じることができるでしょう。

また「ファットバーンゾーン」と呼ばれる、脂肪燃焼が効率的に行われる心拍数の範囲もポイント。
有酸素運動を行うときに「ちょっときつい」と感じる程度の心拍数が、ダイエットにはいいとされているのです。
自分の最大心拍数の4〜6割程度を保つのがおすすめ。軽く息があがるくらいの強度を目安に行うのがいいそうですよ。

無酸素運動と有酸素運動、それぞれの役割を最大限に活かすためには、どちらも行うのがおすすめ。
ただし「継続すること」がもっとも大事です。
ハードすぎる運動は続けるのが難しいので、できることから少しずつ取り組んでみましょう。

自分に合った方法で運動をして、しなやかな美しいボディを手に入れましょう!