「第一印象=ファーストインプレッション」に大切なポイント

外資系企業に勤めながら個人投資家として活動をしている”Yun”です。
今回のプレゼンスマネジメントは、第一印象のコントロールについてお届けします。

第一印象=ファーストインプレッション(First impression)は、仕事やプライベートの生活においてとても大切です。
初対面で第一印象は数秒で決まるとも言われているほどです。

私は高校生でアメリカへ留学をしたとき、社会経験も少なく、初めはファーストインプレッションを気にかけていませんでした。
しかし、言語の壁を大きく感じて「どうしたら言葉が円滑に通じない環境でコミュニケーションができるのだろうか」と悩み考えました。
そこで、言葉が通じないときでも、ファーストインプレッションを良くする大切なポイントをとりいれるようになりました。

当然ながら人は、爽やかな笑顔と明るい声で挨拶をされたら、こちらまで明るい気持ちになりますよね。

第一印象で大切なポイントは言語だけではありません。
「表情」「姿勢」「話し方」「聞き方」「視線の配り方」「服装」などに大きく左右されるからです。

第一印象でコントロールしやすい、非言語コミュニケーション

言語コミュニケーションとは、「言語情報」を使ったコミュニケーション全てです。
必ず音声を伴っている必要はなく、書き言葉でも「言語コミュニケーション」とみなされます。手話や筆談も、言語コミュニケーションのひとつです。

一方、非言語コミュニケーションとは、「表情」「声」「行動」など、言語以外の様々な情報を用いた方法です。
相手の気持ちを耳で聞く、目で見る、感じるという、人間の五感を多用したコミュニケーションで、「聴覚情報」「視覚情報」を使ったコミュニケーション全般のことを指します。

言語コミュニケーションと非言語的コミュニケーションの検証として有名なメラビアンの法則では、人が受ける印象の比重は以下となります。

メラビアンの法則

  • 視覚情報=Visual/(見た目、しぐさ、表情、視線)  …55%
  • 聴覚情報=Vocal/(声の質や大きさ、話す速さ、口調)…38%
  • 言語情報=Verbal/(言葉そのものの意味、会話の内容)… 7%

頭文字をとって「3Vの法則」や「7-38-55のルール」と呼ばれます。

言語コミュニケーションだけだと、非言語コミュニケーションと比較して情報量が少なく「言語情報」だけで相手の考えや感情を読み取ることが難しいケースも多々あります。
非言語的コミュニケーションは、相手に多くの情報を与える事ができ、スムーズなコミュニケーションを生みます。
共通の話題がみつからないとき、あまり言葉が通じないとき、どんなときでもコントロールできるのが非言語的コミュニケーションで、それは93%の印象をつかさどるのです

第一印象だけでない、非言語的コミュニケーションというプレゼンスマネジメント

プレゼンスマネジメントとは、相手に与える印象を、自分自身でマネジメントしていくこと。
非言語コミュニケーションを磨いてコントロールするのは、つまりプレゼンスマネジメントができることとなります。

私は留学時代に、ホストファミリーと会話をするときは、例え言葉を100%理解していない状況だとしても、相手の目を見立て熱心に聞く姿勢を意識してみたり、ジェスチャーを大きめにしてみたり、表情も豊かにリアクションや相槌を打つことも意識していました。

そのとき、今回ご紹介した「第一印象=ファーストインプレッション」に重要な非言語的コミュニケーションの要素は、初めて出会うときの印象だけではなく、継続して使うことでさらに人との関係づくり円滑にしてくれると感じました。

意識することで、私自身も徐々に自然にファーストインプレッションをコントロールでき、海外に限らずに日本で私生活や大切な面接や職場のあらゆる環境で生かせられたのです。

前回記事でご紹介した、表情・服装・姿勢のほかに、非言語的コミュニケーションの知識をもってプレゼンスマネジメントをとりいれることでさら魅力は増します。

第一印象はもちろん、継続して非言語的コミュニケーションも意識したプレゼンスマネジメントをしてみてください。
実りある毎日になりますように。