「飲酒=美肌の天敵」と思ってなるべくアルコールを摂取しないように気をつけているという方、意外と多いのではないでしょうか。
お酒は太る、お酒は肌荒れする、そのようなマイナスイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実はお酒は種類によってはむしろ飲んだ方が美容にとって効果的なものもあります。
そこで今回は美肌のために飲みたいおすすめのお酒を詳しくご紹介します。
美肌のためには「日本酒」がおすすめ
美肌づくりのためにダントツでおすすめのお酒といえば「日本酒」です。
日本酒は健康目的で飲んでいる方もいるほど素晴らしい栄養素が含まれています。日本酒でできた化粧水なども登場しているため、なんとなく肌に良さそうというイメージがある方もいるかもしれません。
日本酒がなぜ美肌のために効果的なのかというと、それは圧倒的なアミノ酸を含んでいるからです。
日本酒の裏に貼ってあるラベルに、アミノ酸の数値が書かれているのを見たことがないでしょうか?
日本酒には、食べ物からしか摂取することができない必須アミノ酸と言われる「バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジン」の4種類が豊富に含まれており、さらに「プロリン、アルギニン、アラニン」など計7種のアミノ酸が含まれています。
このアミノ酸が含まれていることで、日本酒のコクやまろやかさ、旨味など、美味しさにも影響してくるのですが、これが美容にも嬉しい効果をもたらしてくれるのです。
日本酒以外にも、アミノ酸を含む食べ物はいろいろとあるのですが、なかなか1つの食品でこれだけの種類を含有しているものはありません。
日本酒は美味しいお酒として味わいながら、美肌のための栄養ドリンクを飲んでいるような、一石二鳥の優秀ドリンクといえます。
アミノ酸の美容効果
アミノ酸は健康・美容のためになくてはならない栄養素!
私たちの体を構成しているたんぱく質をつくるもととなる欠かせない栄養素で、アミノ酸不足によりたんぱく質量が低下してしまうと、肌のハリがなくなったり、髪や爪がダメージを受けたりと老化現象が進んでしまいます。
そのほか、ホルモンの調節をしたり体を動かすエネルギーをつくり出す効果や、疲労回復効果などもあります。そして最大の美容効果といえば、肌の細胞ダメージの修復効果と保湿効果です。
肌のいちばん外側にある角質層の天然保湿成分は、半分以上がアミノ酸により構成されています。そのため、アミノ酸を補うと、角層の保湿力やバリア機能が高まり、角層がきれいに整い、肌本来のチカラを蘇らせる効果が期待できます。
また、ターンオーバーが正常化することで、肌荒れ改善、たるみやシワの予防にもつながります。
美肌のためには純米酒がおすすめ
日本酒は、お米、米麹、水を原料として発酵させ、こして造る「清酒」のことを指しますが、一言で日本酒と言ってもさまざまな種類があり、味も成分も異なります。
日本酒のなかには、「純米」「吟醸」「本醸造」といった原料や精米歩合などの要件を満たす「特定名称酒」というものと、それ以外の「普通酒」と呼ばれるものに大きく分けられます。
普通酒は、原料や精米歩合に決まりがないため、比較的リーズナブルに手に入る日本酒の種類です。特定名称酒のなかでは、「純米」「吟醸」「本醸造」の3つに分類できるのですが、美肌のためにおすすめしたいのは米、米麹、水のみで造られている「純米酒」です。
そのほかの「吟醸酒」「本醸造酒」は、米、米麹、水に加えて醸造アルコールが含まれています。
「純米酒」は米100%の無添加の日本酒で、その分栄養素も優れています。
良質な豊富なアミノ酸をたっぷりと摂取できるおすすめのお酒です。
美肌効果の高い、飲む美容サプリのような日本酒。美容効果をより高めたい方は、「純米酒」を選び美味しく美しく、ライフスタイルに取り入れてみましょう。