「ダイエットはコツコツ続けることが大切」とわかっていても、いざ始めるとやらなければいけないことが多すぎて挫折してしまう方も多いのではないでしょうか。

いきなり食事も運動も意識するのは大変なこと。
そこで今回は、ダイエットを始めるときにまず意識したい小さな習慣をまとめました。今日からできることばかりなので、ぜひ1つでも実践してみてくださいね。

当たり前にできたら勝ち

「今日からダイエットを始めよう」そう決意して、食事の量を減らして運動もして一生懸命頑張る。
もちろん続ければ結果はついてくるでしょう。
でもその生活をずっと続けるのはきっと難しいはずです。

小さなことでも習慣にしてしまえば「やめる」という選択肢がなくなりますよね。
つまり自然と続けることが身についている証拠です。
今までやってないことをいきなり習慣にするのは、最初は大変かもしれません。

でも辛い食事制限や運動をやらなきゃとストレスに感じるよりも、小さな習慣を頑張って身につけ継続していくことのほうが、体にも心にも優しいはずです。

まずは簡単なことから習慣にしてみましょう。
意識しなくても自然とできるようになれば、少しずつ体も変わってきますよ。

意識したい! 5つの痩せ習慣とは

1. 水分をとる

私たちは1日あたり約2.5ℓもの水を、汗や尿で排出していることを知っていましたか。
毎日1.5〜2ℓの水を飲む習慣をつけたほうがいい、と言われているのはそのためです。

水を飲むことで、代謝がよくなり体の老廃物などを排出してくれたり、腸内環境を整えてくれて便秘解消につながったりと、体に嬉しい効果がたくさん。

ダイエットのためにはもちろん、体のためにも水を飲むことを習慣にしたいですね。
冷たい水は体への負担が大きいので、なるべく常温の水を飲むように心がけるといいですよ。

2. 睡眠時間を確保する

寝ている間に分泌される「成長ホルモン」がポイント。
この成長ホルモンには、疲労回復や肌をきれいに保つ役割があります。
寝る時間がしっかり確保できないと、日中も疲れやすかったり、肌荒れが目立ってきたりしますよね。

さらに代謝も下がり太りやすい体質に。
忙しくても1日6〜8時間は睡眠時間を確保できるように生活してみましょう。

また睡眠時間が短いと、「レプチン」と呼ばれる食欲抑制ホルモンの分泌も低下します。
食欲のコントロールが効かなくなるので、結果的に太りやすくなってしまうのですね。

3. よく噛んで食べる

食事は20分以上かけて食べることがおすすめ。
この20分は先ほども紹介した食欲抑制ホルモン「レプチン」が分泌されて、満腹中枢を刺激するまでにかかる時間です。
よく噛んで食べることで、自然と食事にかける時間も長くなりますよね。

しっかり味わって食べると味覚も発達し、食べ物がもつおいしさに気づくこともできます。
さらによく噛むことで胃腸の働きを促進し、消化を助けてくれるのだとか。
一口20回は噛む習慣をつけるように心がけてみましょう。

4. 今の自分と向き合う

今の自分としっかり向き合うことを習慣にしましょう。
体重計に乗れば数字になって表れるので、1つの目安にもしやすいですよね。
毎朝体重計に乗ることを習慣にすれば、太りすぎるまえに対処できるはず。
小さな増減で落ち込むのではなく、今の自分を把握する手段として使うことをおすすめします。

数字に一喜一憂しやすいという方は、体重計に乗るのではなく全身鏡で自分の姿を見る習慣をつけてみて。
少し太ってきたなと自分で気づけることが大切です。
気づいたら食生活の改善や運動などでカバーすればOK。
体の変化に気づいてあげられるような習慣をつけていきましょう。

5. 食べ過ぎても落ち込まない

食べ過ぎてしまうことは誰にでもありますし、たまには友達との食事も楽しみたいですよね。
次の日体重計に乗ってがっかり、もうダイエットは諦めようと思ったことがある方も多いはず。

しかし食べてすぐ脂肪にはなるわけではありません。
2〜3日かけて食事と運動で対策すれば大丈夫です。

きゅうりやアボカド、トマトなどの「カリウム」が豊富な食材を摂るように心がけて、水もたくさん飲みましょう。
軽めの運動もできたら更にいいですね。
諦めずにコツコツ続けることがダイエット成功のポイントです。

大事なのは短期間で考えるのではなく、長い目でみてみること。

小さな習慣は、体に変化が表れるのに時間がかかるので「効果あるのかな」と思ってしまいがちです。でもそれが習慣になったとき、きっと体も喜び変化しているはずですよ。

まずは1つ、自分ができることを始めてみましょう。