デートの目的を決めて実践!


ただでさえ人に会いづらいご時世の婚活。
婚活成功の近道のひとつは「マーケティング」の視点を応用する事です。
マーケティングとは元来商品を売るために使う考え方ですが、
前回までは、自分を「商品」に見立て、どんな市場で勝負するのかを知るための、自分という商品の分析の仕方や重要性についてお伝えしてきました。
そしてしめくくりの後編では、その分析に基づき、あなたという商品を好む人はどんな人で、どこにいて、どうやったらあなたに合った人を見つけられるかについてお話しします。


さて、ようやく、婚活市場に売り出す「商品」を理解したところで、次にその商品を受け入れてくれる顧客=お相手探しに移ります。
残念ながら、どんな商品でも、やみくもに売り出しては、売れることは、あなたが超強運の持ち主でない限りは起きないでしょう。

ですので、ここで、今のあなたを受け入れてくれる理想のお相手を探していきます。
今回は、どんな人でもすぐにでもできる、お相手探しにおいてやるべき行動を3つご紹介します。
それは、
1 マッチングしたらすぐにデートに誘う
2 ファンクラブ大作戦で心の余裕を作る
3 デートの目的を決めて実践

です。



マッチングしたらすぐデートに誘う


マッチングアプリでも、他の婚活サービスでもこれは鉄則中の鉄則ですが、まずは、マッチングしたら一日以内にデートに誘いましょう。
よく恋愛指南本で「デートは仲良くなってから」とか、「返事は少しもったいぶ経ってから」といった間違ったアドバイスを多く見かけます。
もちろん、第一声=ファーストメッセージで「会いたい」と伝えるのは断られる可能性が多いので、目安は「2~3往復」したらと考えてください。
そしてその時に、「会いましょう」ではなく、あくまで「会いませんか?」と誘ってみてください。
まだ会うことが決まっていない人にはあくまで選択肢を残してあげることが大事です。
「会いたいです!」という意思表示をするのも良いと思います。
また、会いませんか?という時に、ぜひ使ってほしいのが、「美味しい○○があるのですが、一緒にどうですか?」という誘い文句です。
具体的に誘うことでお相手もイメージがわきやすいと思います。

例:)○○さんとはお話していてきっと楽しいと思うので、ぜひ実際お会いしたいです。
良かったら、美味しい○○のお店があるので一緒に行きませんか?

また、昨今のご時世、女性から誘うことも普通となってきています。
ましてやほとんどの女性が男性からの誘いを待っている状況ですので、女性から積極的に会うことを提案することは確実に好感度や積極度をアップさせられるでしょう。

「デートアジェンダ」を作ってみること。

デート一回一回を無駄にしないために必ずやるべきなのは、「今回のデートでは何を達成するか」というのを決めることです。
デートの一回一回はお相手にとっても大事な時間ですし、あなたが相手を選んでいるのと同様に相手もあなたを選んでいるわけです。
なので、必ず今日成し遂げること、つまり、「今日はこれを絶対聞く!」「今日はこれを確かめる!」と決めていく必要があります。
そこでお勧めなのが、「デートアジェンダ」を作ってみること。
会議のように、今日は何を聞きたいか、何が聞ければ、何が話せれば今日のゴールとできるのかをぜひ考えてみましょう。
過去の話や相手が懸念に思っている事を聞くのか、自分の親の不仲を告白するのか…内容は人それぞれですが、それを聞けないでデートを終わりにしてしまうのは勿体ないのでNG!絶対にそれを達成すると心に決
めましょう。
そして、毎回の振り返りをし、撤退ラインも明確にしておくこと。
撤退ラインが決まらないと、まるで脈のないお客さんにいつまでも空振り営業をしているような感じで、全く意味がない時間を過ごすことになるのです。
時間は有限。
今日はどこまでやるのか、引き際をどこにするのか、決断をするのか、胸に手を当てて考えてみてくださいね。


三回にわたって婚活で使えるマーケティング視点についてお話してきました。
自分という商品を知り、商品を売るマーケットを定め、売るために行動計画を立てて、忠実に実行す
る。
これができれば怖いものはありません。
もし、これらをやっているのになかなか成果が出ないという人は、出会いの数をもっと増やしてみてもいいかもしれません。
まだ分析するまでの最低数にも達していない可能性があるからです。
賢く婚活して、自分の体力を温存し、本当に運命の一人に会うその日まで、一番効率よく動き続けられますように。